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【タイ編】バンコクで3香港のeSIMを使ってみた感想

先日タイのバンコクに数日滞在する機会があったので、iPhone XSで3香港(3HK)のeSIMを使ってみました。

3香港のeSIMの概要や使い方の解説は以下の記事で触れていますので、まだ使ったことがない方などは参考にしてみてください。

3香港(Three HK)のeSIMを日本で使ってみた | esimdb

事前準備ほぼ不要、現地バンコクですぐ使える

過去に日本やフィリピン、台湾などで使用したこともあって、私のiPhone XSにはすでに3香港のeSIMがインストールされている状態でした。また、10日間パスも十分に日数が残っている状態だったので、特に事前にリチャージする必要もなく、出国前は何も準備する必要はありませんでした。

3香港のeSIMの便利なところは、10日間パスが残っている状態であれば新しくデータプランを購入したりアクティベートしたりする必要がまったくないという点です。eSIMという時点ですでに物理SIMを購入したり端末のSIMを差し替えたりする必要がない分かなり楽で時間短縮ですが、3香港のeSIMの場合はそれに加えて10日間パスの(非連続で使える)利便性がさらに利用プロセスをシンプル且つ楽にしてくれています。

今回はエアアジアを利用したため、空港はスワンナプームではなくドンムアンでした。

Google Mapsより

ドンムアン空港(空港コード: DMK)はバンコクの北に位置しており、主にLCC向けの空港です。スワンナプーム空港(空港コード: BKK)はバンコクの東側で、距離的にはどちらの空港もバンコク市内からだとそこまで違いはないですが、個人的にはタクシーだとドンムアン空港からの方が市内まで若干早く着くような気がします。

搭乗したエアアジア便がドンムアン空港に到着したのは昼過ぎ。到着と同時にiPhone XSの設定画面を開き、モバイル通信 > モバイルデータ通信で3香港のeSIMを割り当てるだけで約1分前後でデータ通信ができるようになりました。この1分、意外と感覚的には長くて、「あれ、使えないのかな」とか若干不安に思ってしまう時間でいつもそわそわしてしまいます。経験上eSIMはやはり物理SIMカードより、通信開始まで少し時間がかかる印象です。特に3香港のようにローミングを利用するケースだと、端末の設定を切り替えてから、端末内のLocal Profile Assistant(LPA)がその処理を実行し、そこから適切なネットワークへの接続を試みるので、必然的に少し時間がかかってしまいます。

空港での通信品質

ドンムアン空港でも行きと帰りにしっかりスピードテストを行いました。

3HK eSIM スピードテスト in ドンムアン空港

空港内でも場所によって一部3Gに繋がってましたが、基本はLTE表示でした。通信速度的には特に問題なく、普通に使えました。Pingも100ミリ秒を切ってますので、ローミングでは悪くない値かと思います。

私が到着した時間は空港内かなり人が多く、イミグレも長蛇の列で1時間くらいかかりました。その間ずっとTwitterやメールなど軽めのインターネット利用をしていましたが、不満なく使えました。こういったイミグレでかなり時間がかかることはアジアの空港ではよくあることなので、ここでインターネットを使えるとかなり助かります。そういう面でもeSIMはもってこいです。(物理SIMを日本のAmazonで買っておいてもいいですが。)もちろん空港にも無料WiFiがある場合がほとんどではありますが、経験上特にアジア圏では通信速度がかなり遅いことが多く、またセキュリティー的にもあまり信用できません。

バンコク市内での通信品質

バンコクではスクンビット地区に滞在していましたが、移動含めどこでも終始問題なく3香港のeSIMでデータ通信できました。

3香港 スピードテスト結果 in バンコク市内

スピードテストの結果の通り、下り上りとも速度も比較的安定していました。日本の格安SIMの昼間のようにめちゃくちゃ遅くなるというようなことはありませんでした。

タイではこのようにTrueMove H(TRUE-H)のLTE回線に繋がっていました。

TrueMove Hは様々な旅行者向けのプリペイドSIMカードを扱っており、日本のAmazonで売られていたりタイの空港でも店舗があるので旅行者にはよく知られたブランドかと思います。タイの通信会社はTrueMove HだけでなくAIS、dtacなどプリペイド(物理)SIMを提供している会社が複数あり、価格競争もあってか物理SIMカードが安価で手に入ります。

かく言う私も3香港のeSIMは一日500MBを超えると低速になってしまうので、念の為ドンムアン空港で物理プリペイドSIMも購入しておきました。今回はdtacという通信会社のものを購入し、それをiPhone XSに挿していたため、上のスクリーンショットで主回線の部分が「dtac-T」となっています。


まとめ

タイで使えるeSIMは3HK以外にも色々ありますが、どれもコスパが悪く、今のところは3HKが唯一低価格で使える選択肢となっています。使い勝手が非常にいいことは確かですが、やはり1日500MB以上は低速になってしまう点がマイナス面です。もちろん人によっては1日500MBあれば十分という方もいると思うので、そういったユーザーにはなんの問題もない、良い選択肢でしょう。

現状、タイのプリペイドSIMカードは日本のAmazonでも現地空港でも大容量データのものがかなり安く手に入るので、ニーズによってはまだ物理SIMに軍配が上がるかな、というのが個人的な感想。データ容量を気にせず使える安心感を低価格で買える、というのにやはり魅力を感じます。ちなみに現地空港などで購入する場合はスタッフが設定まで全部やってくれるので、設定など少し自信がない方は日本のAmazonよりも現地での購入の方がいいかもしれません。そしてそういった時はeSIMを物理SIM購入までのツナギに使えるかと思います。

eSIM市場はまだまだアーリーステージです。これから価格、内容ともに物理SIMと張り合っていけるようになってくれることを期待したいです。