5G標準対応のGalaxy S20シリーズはすべてeSIM搭載!
サムスンがGalaxyのフラッグシップ「Sシリーズ」の最新モデル3つを発表しました。
サムスンは日本時間2月12日、サンフランシスコで行われた Galaxy UNPACKED でGalaxyのフラッグシップ「Sシリーズ」の最新モデル3つを発表しました。それぞれ Galaxy S20、S20+、S20 Ultra と名付けられており、今回はひとつ前のS10の連番ではなく20という数字が付けられているのが特徴。
若干対応周波数の違いはあるものの、3モデルとも標準で5Gをサポートしています。
価格はS20がUS$999、S20+がUS$1199、S20 UltraがUS$1399ドルと、iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max と比較して若干高めの設定です。
3機種ともeSIMに対応
Samsung公式サイト内にグローバル版のGalaxy S20シリーズのスペックが載っており、S20シリーズすべてeSIMに対応していることが明記されています。
またGalaxy Mobile Japanの公式サイトの方にも以下の通りeSIM対応の記載がありました。
S20シリーズに使用されているチップセットはQualcommのSnapdragon 865のようなので、eSIM(eUICC)が標準搭載されています。(ネット上の情報によると一部サムスンのExynos 990も使われているようなので、Exynos 990にもeSIMが搭載されているということになります。)
尚、サムスン公式サイトのスペックを見る限り、シングルSIMモデルとデュアルSIMモデルがあるようで、シングルSIMモデルはNano SIMとMicro SDスロット。デュアルSIMモデルはNano SIMとMicro SDスロットまたはNano SIMという組み合わせになっています。eSIMはシングルSIMモデルでもデュアルSIMモデルでも搭載されているはずです。
昨年発売されたGalaxy FoldもeSIM対応なので、今後サムスンが発売するハイエンドのスマートフォンにはすべてeSIMが搭載される可能性が高そうです。
GoogleのPixelシリーズに加えサムスンのGalaxyシリーズからもどんどんeSIM対応のスマートフォンやタブレットが出てくれば、AndroidユーザーにとってもeSIMがもっと身近なものになるはずです。
モデルの比較
S20シリーズの機種それぞれのスペックを比較するにはこちらのWebページが一番わかりやすいと思います。
モデル間の大きな違いは画面サイズとカメラ、そしてバッテリー容量でしょう。特にカメラはやはり昨今のハイエンドスマートフォンにおける大きな機能の一部であり、サムスンも今回S20シリーズで以前よりさらに力を入れて性能を向上させてきています。最上位機種であるS20 Ultraはどのスペックをとっても文句なしの製品と言えます。その分価格も相応ですが、日本円で20万円超えのGalaxy Foldと比較すると幾分お手頃な錯覚がします。
各機種のスペックの比較詳細は他のメディアの記事もたくさんあるのでここでは割愛します。
S20シリーズグローバル版の発売日は2020年3月6日。日本での発売や取り扱うキャリアなどの情報は今のところ一切ありませんが、GalaxyのフラッグシップであるSシリーズの最新版ということで、いずれ日本でもキャリアでの取り扱いが開始されると予想されます。その(キャリア経由)場合、eSIMが使えるかはわかりませんが。ちなみにS20+ 5GにはOlympic Games Athlete Editionという東京オリンピック限定モデルがあり、docomoは東京オリンピックのオフィシャルパートナーであることからS20の取り扱いはdocomoから、というのがネット上の予想になっています。