QRコードを使って eSIM を iPhone にインストールする方法

QRコードを使ったeSIMのインストール手順を実際の画像付きで紹介します。

QRコードを使って eSIM を iPhone にインストールする方法
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iOSのバージョンによって手順やインターフェイスが多少異なります。ここでは iOS 18 と iOS 17 の手順をそれぞれ紹介します。

最近は物理SIMカードを使わずに、eSIMをアプリのようにインターネット経由でインストールして使う時代。

主回線はもちろん、仕事用の副回線を追加したり、海外旅行時にプリペイドタイプのトラベルeSIMを利用したりと、複数のeSIMを使い分けることも簡単になりました。

この記事では、QRコードを使ってiPhoneにeSIM(モバイル通信プラン)をインストールする方法を画像付きで解説します。

事前に、以下のことを必ず確認しましょう。

  • お持ちのiPhoneがeSIM対応であること
  • お持ちのiPhoneがキャリアロックのかかっていない、SIMフリーであること

また、eSIMをインストールする際には安定したインターネット環境が必要となります。(WiFi、モバイルデータ通信どちらでもOKです。)

【重要】端末ひとつでインストールできるかはiOSバージョン次第

iOS 17ではQRコードを長押し、あるいは「写真」から直接読み取ることができ、端末ひとつでeSIMのインストールが可能でしたが、iOS 18ではなぜかそのオプションがなくなっており、やや不便になってしまいました(執筆時点での情報です)。

そのため、iOS 18の場合は現状QRコードを表示する端末(あるいは印刷した紙)が別途必要になります。

もしない場合は、アクティベーションコードを手動で入力する方法でインストールができます。また、iOS 17.4以降では、QRコードやアクティベーションコード不要で、リンクからインストール画面を開くことができるようになったので、メールやアプリからワンクリックでインストールできるeSIMも増えてきています。(ただしそのようなリンクが提供されない場合はQRコードやアクティベーションコードを使用する必要があります。)


1️⃣ QRコードを読み取る

冒頭で書いたように、このQRコードをスキャンする方法がiOS 18とiOS 17では異なるので、それぞれ分けて紹介します。

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もし既に2つの回線を有効にしてデュアル回線で使用している場合、メインではない方の回線をあらかじめオフにしておくことをオススメします。新しくeSIMを追加するために2つのうち片方を空けておくイメージです。
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ほとんどの場合、QRコードは一度しか使用できません。一度インストールを開始したら、キャンセルせず、最後までいっきに行いましょう。

iOS 18 の場合

以下の手順で「モバイル通信を設定」という画面を開きます。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. SIMsのセクションにある「eSIMを追加」をタップ
eSIMを追加ボタン

次に、「近くのiPhoneから転送」か「QRコードを使用」かの選択肢が表示されるので、「QRコードを使用」を選択します。

モバイル通信を設定

すると、カメラが立ち上がるので、そのままQRコードを読み取ります

QRコードをスキャン
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画面上の正方形の枠内にQRコードを入れる途中でスキャンが完了する場合がありますが、全く問題ありません。

*上の手順のほか、純正のカメラアプリから直接QRコードを読み取ることもできます。

iOS 17 の場合

iOS 17.4 以上の場合

事業者から届いたQRコードを長押しして「eSIM を追加」をタップします。

*写真に保存してからだと「eSIMを追加」のメニューが表示されないので、少し厄介です。

iOS 17.3以下の場合

事前にQRコードを画像として写真アプリに保存しましょう。

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QRコードを写真に保存するには、その画像を開く、または長押しし、「画像を保存」か「"写真"に保存」をタップしましょう。あるいはスクリーンショットを取ってそこからトリミングする方法でも可能です。

そして以下の手順で「モバイル通信を設定」という画面を開きます。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「eSIMを追加」をタップ

ここで「QRコードを使用」をタップし、次に表示される「"写真"を開く」から、QRコードの画像を選択します。

iOS 17で追加された「写真を開く」の選択肢

これで選択したQRコードの画像を読み取ることができます。

2️⃣ eSIM をアクティベート

正常にQRコードをスキャンすることができ、かつそのQRコードが有効である場合、eSIMをアクティベートという画面に進みます。

ここで「続ける」ボタンをタップすると、アクティベートが開始され、完了すると「モバイル通信設定完了」と表示されます。

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eSIMのアクティベートは場合によって数分かかる場合があります。気長に待ちましょう。

アクティベートが完了すると、eSIMが無事iPhoneにインストールできたことになります。

この後、「デフォルト回線」や「iMessage & FaceTime」、「モバイルデータ通信」といった設定項目が表示される場合がありますが、基本的にすべて旅行用eSIMではなく、自身がメインで使っている主回線を選択するようにしましょう

(上記の設定はすべて後から変更可能です。)

3️⃣ 設定からeSIMを確認する

インストールされたeSIMは 設定 > モバイル通信 から確認でき、さまざまな設定変更を行うことができます。

設定アプリを開き、モバイル通信をタップすると「SIM」というセクションに物理SIMとインストールされているeSIMの一覧が表示されます。

設定 > モバイル通信

上スクリーンショットのように、eSIMは2つ以上インストールしておくことが可能です。現時点では最大で8つほど保持できるようです。

各eSIMをタップすると、そのeSIMの詳細が確認でき、ここから設定や変更ができます。

参考: アクティベートに時間がかかる場合

アクティベートは一般的にeSIM発行元の通信会社によって処理されますが、場合によっては数分以上かかる場合があり、そういった場合は以下のように、「アクティベート中 (Activating...)」と表示されます。この間は各種設定ができません。

アクティベート中のeSIM

大きな障害などない限りは、通常ですと15分以内でアクティベートは完了します。数時間経ってもアクティベート中から変わらない場合は、一度eSIM購入元に問い合わせする方がいいでしょう。

モバイル通信プランの名称

eSIMの詳細画面の一番上「モバイル通信プランの名称」という項目から、そのeSIMの名前を自由に設定することができます。

デフォルトは「副回線」や「旅行」などあらかじめプリセットされているラベルが自動で付けられるようですが、以下のようにカスタマイズ可能です。

eSIMの名称変更
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旅行用にeSIMをインストールする場合、カスタム名称で先頭に🇺🇸など絵文字で利用する渡航先の国旗をつけておくと、わかりやすいのでオススメです。

eSIMインストール時の注意点まとめ

  • 安定したインターネット環境(WiFi、モバイルデータ通信どちらでも可)のもと、インストールを行う
  • インストールの途中で中断せず、一気にインストール完了まで終える
  • 一度インストールしたeSIMは、完全に不要になるまで削除はしない
  • 2つの回線を有効にしている場合、どちらか一つを無効にしてからインストール作業を始める
  • インストール中、あるいはインストール後すぐにそのeSIMにカスタム名称を設定してわかりやすいように管理する
  • インストール、アクティベート、追加、どれも同じ意味

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