IIJmioのeSIMの再発行をやってみた【iPhone機種変更時の備忘録】
iPhone XSから11 Proに乗り換えたのでIIJmioのeSIMの再発行を行いました。
ものは試しとIIJmioのeSIMを契約してiPhone XSで使っていて2週間程度。嬉しいことに新しいiPhone 11 Proがもう届いてしまったので早速乗り換えました。
というかもともと契約する時から次のiPhoneを買うことはほぼ決めていたので、数週間程度なら待ってもよかったな、と今さらながら思ってしまいました。
でも思ったより簡単にiPhone 11 Proの方でもIIJmioのeSIMを使い始めることができたので万事良しです。
ちなみにIIJのeSIMの詳細や、契約から開始までの流れ、通信品質などは以下の記事にまとめていますので興味あれば一読ください。
IIJのeSIMに限らず、基本的に現在コンシューマー向けに提供されているeSIMはほぼ全て物理SIMカードのように簡単に新しい端末に移行できません。セキュリティーなどの観点から簡単に移せない仕様になっています。
IIJのeSIMの場合も、元のiPhoneにダウンロードされたeSIM(プロファイル)は新しいiPhoneにそのまま移すことはできず、流れとしてはまったく新しいeSIM(プロファイル)をもらって、それを新しいiPhoneにダウンロードするというプロセスになります。
私の場合、今回はiPhone XSからiPhone 11 Proへの乗り換えで、両端末ともAppleから直接購入したSIMフリーモデルになります。また、IIJmioのeSIMはサブとして使っている感じで、主回線は某格安SIMの物理SIMカードを使っています。
eSIMの再発行を行う
IIJmioではeSIMプランの場合、再発行には通常ですとアクティベーションコード再発行手数料として2,000円、SIMカード発行手数料として200円の合計2,200円がかかってきます。(eSIMの場合SIMカードではないですが、プロファイルの発行手数料という意味のようです。)
ただし、2019年9月30日までは「SIM交換・再発行(サイズ変更)キャンペーン」をやっていて、再発行手数料2,000円が無料になっています。ラッキーでした。
今回はこのキャンペーン特設ページから「SIMカード再発行」をクリックして進んで行きましたが、通常ですとまずmioID、mioパスワードでアカウントにログインし、
ホーム --> 設定と利用 --> サービスの設定と利用 --> mioモバイル/mioモバイルプラス --> SIMカードの再発行(サイズ変更)
と進めばOKかと思います。
現在のところeSIMプロファイルの再発行という名目ではないようなので、SIMカードの再発行手続きとして申込を行うという形です。
次の画面ではこんな感じで再発行したいサービス(プラン)を選択します。
するとこのように申込内容の確認画面と料金が表示されます。
適用されるキャンペーン情報として、上記の手数料割引キャンペーンについての記載があります。
この画面で表示される金額(ここでは2,200円税抜)はキャンペーン適用前の金額と説明があります。これは小さな字で書いてあるので、わかりにくいですね。
キャンペーンなどがなければ2,200円プラス税金。2019年10月からは10%なので合計2,420円ということになります。
内容に問題がなければ申込ボタンを押して完了です。
最後にこのように受け付け完了のページが表示されます。(ここでも料金は2,200円と表示されているので本当にキャンペーンが適用されているのかちょっと不安です。)
新しいプロファイル(アクティベーションコード)の用意ができるとメールが届きます。この画面ではメンテナンス時を除き、申し込みから15分程度と書かれていますが、実際は5分ほどでメールが届きました。
ちなみにメールのタイトルが「変更申し込み完了のお知らせ」なので、あたかも申し込みが完了したようなニュアンスですが、実際は新しいeSIMが準備できたという内容です。
IIJさんはサービスコードやアクティベーションコード、SIM再発行手数料とSIMカード発行手数料など、わかりにくい単語が多く、またウェブサイトのUI/UXもあまり良いとは言えません。ここらへん今後しっかり改善して欲しいです。
さて、届いたメールは最初にeSIMを契約した時に送られてきたものと同じで、リンク(URL)が記載されており、それをクリックし、アカウントにログインするとQRコードが表示される、という流れです。
コードはこのように画面に表示されるので、eSIMをインストールしたい端末とは別の端末が必要になります。
あとはiPhoneの設定から初回と同じ要領で「モバイル通信プランの追加」を行えばOKです。ちなみにiOS 13では以前より幾分プロセスがわかりやすくなったように思います。
ワンポイントアドバイスですが、このeSIMプロファイルのインストールは安定したWiFiに接続された状態で行うことをオススメします。iOS 13ではまだわかりませんが、iOS 12ではモバイル回線だとインストール途中でエラーが起こってQRコードが使えなくなるという問題が稀に発生するようです。
eSIMの追加完了後、すぐにデータ通信が使える状態になっていました。
新しいeSIMプロファイルをインストールする形ということで、ICCIDやMSISDNといったeSIMに割り当てられている番号はすべて前のものから変わっていました。ま、IIJmioのeSIMはデータ通信専用なので、変わっても問題はないですが。
思っていたほど時間はかからず、再発行の申込みからiPhone 11 Proに新しいeSIMを追加するまで、だいたい15分程度でした。
今回はキャンペーンで2,000円割引ではありましたが、それがなければ通常は10%消費税込みで2,420円もかかってしまいます。
SIMカード発行手数料という名目の、eSIMプロファイルの発行に関しては、ICCIDなど新しいeSIMへ割り振るリソースが発生してくるので、それに対して200円という費用が発生するのはわかりますが、SIM再発行手数料の2,000円についてはなぜ、どこに費用が発生するのかイマイチ理解できません。
ということで、eSIM再発行のプロセス自体はそこまで時間もかからず比較的すんなりできましたが、再発行にかかる通常の費用に関しては納得できないなー、というのが今回の個人的な意見です。(キャンペーンが継続されれば話は別ですが。)