Samsung Galaxy FoldのLTEモデルはeSIMに対応(ただし日本版は未定)

サムスンの折りたためる次世代スマートフォン、Galaxy Foldが発売開始されました。

Samsung Galaxy FoldのLTEモデルはeSIMに対応(ただし日本版は未定)

今年4月に販売開始を予定されていたものの、不具合多発で延期となっていたSamsung(サムスン)の折りたためる次世代スマートフォンGalaxy Foldですが、ついに9月6日にまずは韓国で販売が開始されました。

以下公式の紹介動画です。

販売価格が日本円で20万円以上するハイエンド端末ですが、やはり今までにないカタチのスマートフォンということで韓国での販売開始直後の売れ行きは順調のようです。

Galaxy Foldのディスプレイ

前回いろいろと不具合の報告がアメリカのメディアなどから出ていましたが、そこから数ヶ月、様々な改善が施されているようです。

詳しいスペックはGalaxy Foldの公式Webページ内のSpecsで確認することができます。

まずやはり一番最初に記載されているのは折りたたみできる液晶画面のサイズです。

Galaxy Fold Dimensions & Weight

折りたたんだ状態でも見ることができる外側のディスプレイは4.6インチサのコンパクトサイズ。片手でも簡単に操作が可能です。

そして開いた内側のディスプレイサイズは7.3インチ。これくらい大きなサイズであれば動画やゲーム、地図などもかなり見やすそうです。

さらに内側の画面は3つに分けることができ、マルチタスクに対応。

Galaxy Fold Multitasking

動画をみながら、友達とメッセージのやり取りをしながら、Google検索する、みたいなことが可能です。

折り畳んだ状態では片手で手軽に使えてコンパクト、広げるとマルチタスクができるのはかなり魅力的。

SIMのスペックは2つのモデルで異なる

次に肝心のSIMまわりのスペックですが、LTEモデル、5Gモデルで異なっています。

Galaxy FoldのSIMスペック

LTEモデルはnano SIM 1つ、eSIM 1つのデュアルSIM。

5Gモデルはnano SIMのみのシングルSIMです。

ただし、注意書きとして「国やキャリアによって異なる場合がある」と記載されています。これは場合によっては国やキャリアによってはeSIMが利用できないケースがあることを意味し、日本版Pixel 3ではeSIMが使えないことを考えると、Galaxy Foldが日本で発売開始されたとしても、eSIM対応でないという可能性も十分あり得る話です。

万が一日本版Galaxy FoldでeSIMが使えない場合は、グローバルモデル(のLTEモデル)を他国で購入するしかなさそうですが、海外でもキャリア経由での販売が一般的ということになればそれもなかなか難しそうです。

日本での発売開始時期

すでにお隣韓国では販売が開始されたGalaxy Foldですが、ネット上の情報では数週間以内にもアメリカで販売が開始されるとの噂。

ただ、現状日本での発売開始の情報はない状態です。個人的な予想としては数ヶ月以内といった感じですが、昨今韓国との情勢がよろしくないのでどうなるか(関係ないかもですが)。

価格に関しては韓国で239万8000ウォン(約22万円)、アメリカで2,000ドル(約21.5万円)なので、日本でもたぶん20〜24万円くらいになるのではないでしょうか。

個人的にはそもそも日本でeSIM搭載モデルが出るのかが一番気になります。Pixelの前例からも、あまり期待はできないと思っていますが。


2019/10/14: 追記

Galaxy Foldの日本での販売についてもいろいろ情報が出てきました。

日本での販売は今わかっている情報ではauの独占。ただし取扱店舗は限定される模様です。発売開始は10月25日。

以下がauの公式ページですが、スペックにeSIMの記載は見当たりません。

スペック&サービス | Galaxy Fold(ギャラクシー フォールド)SCV44 | スマートフォン(Android スマホ) | au
Galaxy Fold(ギャラクシー フォールド)SCV44のスペック&サービスのご紹介ページ。auのスマートフォン(スマホ)・携帯電話・モバイルの情報です。

が、ネット上の噂によるとeSIM自体は搭載されているようなので、SIMロックを解除することで使える可能性は十分ありそうです。

尚、海外版Galaxy FoldではIIJのeSIMが使えるようです。