ラオス旅行者にオススメのeSIMはこれ!【実体験ベースのまとめ】
ラオスで使えるトラベルeSIMの中から激選して情報をまとめました。
東南アジアの中でも比較的穏やかで、ゆったりとした雰囲気が特徴的なラオス。首都のヴィエンチャン(ビエンチャンとも)であっても過度に商業化されておらず、非常にリラックスした時間が流れており、スローライフを満喫するにはぴったりの国と言えます。自然も豊かです。
今回はそんなラオスを旅行するときに便利な、おすすめのトラベルeSIM(= 短期利用者向けプリペイドタイプのeSIM)についてです。
なお、この記事で紹介するeSIMは、海外旅行者向けeSIM検索・比較サイト「eSIMDB」の中から特にオススメできるeSIMを激選したものになります。
eSIMDBでは、ラオスで利用できるトラベルeSIMを一覧で確認することができるので、ぜひ渡航前に(ラオスに限らず)一度利用してみてください。もしかしたらもっといいeSIMが見つかるかもしれません。
*この記事の内容は執筆時点での情報になります。新しいeSIMやプランが出たり、料金が変わることは頻繁にあるので、その点ご理解ください。
UnitelのプリペイドeSIM
低価格かつ満足できる通信品質、そして現地の番号(+856)付きという、欠点が見当たらないのがこちらのUnitelのeSIM。
個人的にはラオス旅行者向けeSIMの中で(現時点では)ダントツでおすすめナンバーワンです。
ちなみにUnitelはベトナムの大手通信事業者Viettel資本の会社で、ラオスでのモバイルブロードバンドのマーケットシェアはトップのようです。
地方に行くとLao Telecom(LaoTel、または現地の人は単にTelecomというみたい)の方が電波が良いという話も聞きますが、ヴィエンチャンなどの都市部ではUnitelは十分良いでしょう。
Unitel eSIMの価格と購入方法
自分は今回こちらのUnitelのプリペイドeSIMを MobiMatter から購入しました。
MobiMatterはさまざまな旅行者向けeSIMを扱うマーケットプレイスです。
MobiMatterのラオスeSIMページには、いくつか商品が並んでいますが、圧倒的にコスパがいいのがUnitel提供のeSIMです。
データ容量 | 有効期限 | 価格 | GB単価 | |
---|---|---|---|---|
Laos 15 GB | 15GB | 10日 | $5.99 | $0.4 |
Laos 30 GB | 30GB | 15日 | $7.49 | $0.25 |
15GBプランと30GBプランの2種類で、どちらも10ドル未満とめちゃくちゃ安いです。GB単価$0.25とかもう破格でしょう。
それぞれ有効期限が10日間と15日間で異なるので注意が必要。有効期限さえ問題なければ大抵の場合15GBでも十分すぎるデータ容量だと思います。
そのほか抑えておきたい点は以下の通り。
- 通話とSMSは受信のみ(無料、無制限)、発信・送信は不可
- 現地到着後、121にダイアルしてアクティベート(*やり方は後述します)
- テザリング(インターネット共有)利用可
参考までに、MobiMatterのサイトからの購入方法は以下の記事に画像付きで詳しくまとめています。
*無料のアカウント登録をするだけで3%オフあるいは10%キャッシュバックがあるのでさらにお得に購入できます。
残念ながら日本語には未対応で英語のみですが、購入はとても簡単で難しいステップはないはずです。
現地でのアクティベート方法
*ここからはiPhoneを例に説明します。
*MobiMatterから購入した場合は購入後に届くメールにも利用方法等記載されています。
購入したUnitelのeSIMがスマホにインストールされている状態で、現地に着いてから必要な設定・操作は以下の2つだけ。
- モバイル通信の設定画面で、UnitelのeSIMを「モバイルデータ通信」に設定
- Unitelのネットワークに繋がった状態で、121 にダイアル
デュアル回線(2つの回線が有効になっている状態)の場合、ダイアルする際は必ずUnitelのeSIMから発信するのを間違わないようにしましょう。画面上部の回線名称(以下の画像では 🇱🇦 MobiMatter となっている部分)をタップすれば使用する回線を選択できます。
尚、ダイアルする前にちゃんとUnitelの電波を掴んでいることを確認しておきましょう。
121への発信が成功すると、数秒で以下のようなアクティベート成功のメッセージが届きます。この時点からインターネットを利用できるはずです。
データ残量や有効期限の確認方法
データ残量や有効期限の確認もアクティベートと同じように、指定の番号 *122# にダイアルするだけ。
その後リクエスト完了のメッセージが表示されます。
そして数秒で以下のようなデータ残量と有効期限が書かれたメッセージが届くはずです。
ヴィエンチャンでの通信品質
UnitelのプリペイドeSIMを使ってヴィエンチャン市内でスピードテストを行った結果が以下。左から、ITECCモール、ナイトマーケット周辺、ワッタイ国際空港内での数値です。
エリア、あるいは時間帯によって少しばらつきはありますが、基本的にダウンロードもアップロードもなかなか良好と言えます。これくらいあれば旅行時にはまったく困らないはず。実際、一部のホテルのWi-Fiよりよっぽど快適でしょう(体験談)。
ローミング通信ではなく、ラオス国内の通信業者であるUnitel提供のローカル回線なのでレイテンシー(遅延)も小さいです。
カバレッジについてもヴィエンチャンでは一度も圏外になることはありませんでした。なお、中心部では5Gもあり、そのほか広いエリアでLTE表示でした。
IPアドレスもしっかりラオスのもの(↓)です。
ちなみにテザリング(インターネット共有)は一度だけ一時的になぜか使えないタイミングがありましたが、小一時間後に試したら使えるようになっていました。基本は問題なく使えるものと思ってOKでしょう。
その他のおすすめeSIM
GIGAGO
GIGAGO もMobiMatter同様、UnitelのプリペイドeSIMを販売しているサイト(事業者)になります。
価格は以下の通り、MobiMatterより少し高め。
- 15GBプラン: $6.90
- 30GBプラン: $12.90
Nomad
Nomad は特にアジア圏に強いトラベルeSIMサービス事業者で、洗練されたデザインのサイトとアプリが特徴的。やや機械翻訳っぽさはありますが、一応日本語にも対応しています。
Nomadはラオスだけで使える国別プランも提供していますが、実は「アジア太平洋(20カ国)」というアジア周遊プランの方が安くてお得な場合が多いです。
執筆時点では10GBプランがセール中で$20ドルと、GB単価2ドル。
ラオス以外にもアジアを周遊する、という旅行者には合っているかもしれません。