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フィリピンでAiraloのeSIMをトライ(マニラ空港周辺&諸島)

自分としてはとりあえず安いeSIMというイメージのAiralo、前回はタイのプーケットで使った記事を書きましたが、今回はフィリピンです。

先日、知人の結婚セレモニーに招待され、フィリピン最後の秘境ともいわれるエルニドに行ってきました。途中マニラで乗り継ぎも兼ねて1泊したため、訪れた都市(エリア)としてはマニラとパラワン島のエルニドになります。

端末はAppleストアから購入したiPhone 11 Pro、iOSバージョンは13.3です。

尚、フィリピンで使用できるeSIMはAiralo以外にも様々あります。esimdbで検索すると現時点でAiralo含め12のプロバイダーが52のデータプランを提供しています。今回の情報も参考の上、ぜひ自分のニーズにあったeSIMを選んでください。

フィリピンで使用できるeSIMデータ通信プラン一覧 | 海外旅行者向けeSIM検索サイト esimdb
フィリピンで利用できるeSIMプロバイダーをまとめて比較できます。プリペイドデータプランの料金チェックも簡単。

フィリピン向けeSIMディール&購入プロセス

自分はオンラインショッピングは出来るだけ大きい画面でしたい派なのでAiraloの公式サイトから購入しましたが、モバイルアプリからでも購入は可能です。

AiraloのStoreにあるフィリピン向け Local eSIM プランは2種類。

  • 1GB / 7日: $5.5(約600円)
  • 3GB / 30日: $18(約2,000円)

金額をよく見ると1GB x 3の方が若干ですが3GBプランより安くなっています。有効期限が異なりますが、データ容量だけで言うと1GBを複数回買った方がお得です。

現地のネットワークはSmart、LTEにも対応しています。そして1GBと3GBのプランともにチャージ(データの追加購入)も可能です。

尚、電話番号は付属しないデータ専用のeSIMになります。

ちなみに Aplas Mobil という名前がついていますが、これは通信会社の名前ではなく単にこのフィリピン向けeSIMにつけられた商品名です。

AiraloのeSIMはこれら Local eSIM の他にも Regional eSIM としてアジア周遊用と世界周遊用もあります。

中でも中国聯通の回線を使ったアジア周遊用のeSIMはアジア14ヵ国で利用でき、3GB / 8日で$18、3GB使い切った後も低速でデータ通信を利用できます。なので最大8日間という日数さえ問題なければ、上記の Local eSIM 3GBプランを買うよりも場合によってはこちらの方が便利な時も。

アジア14ヵ国にはフィリピンはもちろん日本も入っているので出国前に国内で使うこともできます。

ただ、フィリピンに限らずアジア圏の複数の国を訪れる場合はやはり3HKのeSIMの方がコスパや良いです。3HKのeSIMは昨年フィリピンを訪れた時に一度実際に使っており、以下に記事にしていますので参考にしてください。

【現地SIMとも比較】3香港のeSIMをフィリピンで使ってみた
先日フィリピンのセブに行く機会があったので、3香港のeSIMをデータ通信に使ってみました。

今回は Local eSIM の1GBプラン($5.5)を購入してみました。

購入自体は非常に簡単で、プランを選んだあと、クレジットカード情報を入力して決済するだけです。ただし、初めての場合は最初にアカウント登録が必要になります。

iPhoneへのeSIM追加

購入が完了すれば自分のアカウントの My eSIMs に追加されているので、そこからQRコードを表示して、端末にeSIMをインストールします。

(万が一端末がひとつしかない場合は Manual をタップして手動によるeSIM追加を行ってください。)

QRコードを読み取って自分のiPhoneに追加する際に、ひとつ発見がありました。

モバイル通信プラン追加の画面でeSIM提供元として StarHub の名前が表示されていました。

Airaloのサイトでは Local eSIM として販売されていたこのeSIM、実はシンガポールの通信事業者StarHubのローミング回線を使ったeSIMでした。

公式サイトでは購入するまでも購入してからもローミング通信を使用するeSIMであることは一切触れられていないので、ここはやや不親切というか情報開示が不十分のように思います。ローミング通信の場合、遅延が大きくなる場合も多々あります。もし遅延を気にされる場合は現地の物理SIMを購入した方が良いでしょう。

また、これも以前から気になっていることなのですが、Airaloの公式サイトでは各eSIMの有効期限(日数)がどのタイミングからスタートするかが明記されていません。通常は最初に通信した日からカウントされるとは思いますが、ここも改善してほしいところ。

尚、今回購入したeSIMはインストールした時点ではPackageのステータスは Not Activated になっており、有効期限はスタートしていませんでした。

最後に注意点をひとつ。このStarHubのローミングeSIMはAPN設定が必須です。QRコードの表示画面の下にテキストで説明が書いてあるのですが、"globaldata"というAPNを設定する必要があるのでお忘れなく。それに加えてローミング通信を利用するのでデータローミングも有効に設定してください。

マニラでの通信品質

ニノイ・アキノ国際空港の第3ターミナルに到着後、上記のAPNとデータローミング設定を行ったもののなかなか接続されず、痺れを切らしたので設定から手動でSmartのネットワークを選択したところ、少し経って無事通信ができるようになりました。(通信事業者の手動選択が必須かどうかは不明。たぶん普通は数分で自動的に繋がるはず。)

表示としてはLTEではなく4Gとなっていました。

マニラといっても空港近辺しか滞在していないのですが、空港から歩いていける距離にあるヒルトンホテルで行ったスピードテストと、空港の第1ターミナルで行ったスピードテストの結果がこちら。

予想よりかなり結果は良く、ダウンロード、アップロード、そしてPingも含め至って快適な数値。

ただ、実際使っている感じではそこまで爆速という感じはしなかったのと、たまに遅いかな?と感じることがありましたが、概ね問題なく普通に使うことができました。

今回マカティなど中心地には足を運ばなかったのでわかりませんが、個人的な予想としては中心地でもそこまで品質が悪化することはないのではないかと思います。中心地での通信テストはまた次回ということで。

ちなみにニノイ・アキノ国際空港ではGoogle StationというフリーWiFiが利用できます。これはGoogleとSmartが共同で提供しているWiFiのようで、誰でも無料で30分間利用でき、さらに広告動画を見ると追加で30分使うことができます。こちらもかなりサクサク使えました。

Google Station at Manila airport

これは広告動画を見て合計60分になった時の画面です。空港ではだいたい1時間以上滞在することがほとんどなのでこれで十分というわけにはいかないかもしれませんが、少なからずeSIMのデータ容量を節約する面では役立ちます。

エルニドでの通信品質

マニラのあとは今回の旅の目的地であるエルニドへ移動しました。マニラからエルニドのリオ空港までは少し小さめの国内便でおよそ1時間。

フィリピン最後の秘境と言われているそうで、基本はボート移動。ここ一帯はバキット諸島というエリアで多数の島々が点在しており、そのため移動中はモバイル通信も入ったり入らなかったりでした。

これはビッグラグーンというカヤックの名所ですが、基本的にはこのように岩肌がむき出しで下部が波で侵食された姿の島々がたくさんあります。

島の近くだと電波が入るけど遠ざかれば圏外といった具合でした。

陸地のエルニドタウンで滞在する旅行者もいますが、ポピュラーなのがアイランドリゾートでの滞在です。ボートで30分弱かけて移動し、今回はパングラシアンアイランドリゾートというところに滞在しました。

そもそも42のヴィラしかない小さな島で人も少ないからか、島内では非常に快適な速度でした。

Pingがマニラの時より若干上がっていますが、ダウンロードとアップロードは良好、というか想像以上に速い。

リゾート内の無料WiFiがかなり遅かったので重宝しました。そしてインターネット共有(テザリング)も問題なく使えたのでこの点も非常に良かったです。

マニラも含めると合計4泊5日の滞在だったのでやはり1GBでは足りず、途中追加で1GBを購入しました。データの追加購入もアプリから簡単にできました。

もちろんこのようにデータ残量のチェックなどもアプリから可能です。

結局2GB使い切ることはなかったですが、合計で1.6GB程度使ったと思います。


感想

APN設定が必要なことや最初繋がるまでややもたついた点もありますが、総合的にはそこそこ使えるeSIM、という印象です。

StarHubのローミング通信を使っていることはある意味発見でしたが、Pingも結果的にそこまで悪くなく、そして3HKのeSIMであってもローミングなので他のeSIMと比較してもそこまで目劣りすることはないです。

料金的には3HKのeSIMの方が安いですが、高速通信1日500MBの上限があったり、購入がやや面倒であったり、モバイルアプリの提供がなかったりとデメリットもあるのでそれらを考慮すると今回のAiraloのeSIMも全然選択肢としてはアリだと個人的には思いました。

Airaloは価格を下げてユーザーを獲得しにいっている感があり、どの国でも最安値レベルなのでフィリピン以外でもぜひ候補として検討してみてください。

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