タイのプーケットでAiraloのeSIMを使ってみた【通信品質は良好】

今回はタイ南部のリゾート地、プーケットでAiraloのeSIMを使ってみました。

タイのプーケットでAiraloのeSIMを使ってみた【通信品質は良好】

2022年9月追記:

タイ旅行にオススメのeSIMについて、最新情報をもとに以下の記事にまとめました。こちらはより包括的なまとめ記事になっているので、ぜひチェックしてみてください。

タイ旅行にオススメのeSIMを複数検証、比較してみました【バンコク編】
タイ向けのトラベルeSIMの情報をまとめています。(随時アップデート予定)

💡
本記事の内容は執筆時点での情報です。

今回プーケットへは一般的なバンコク経由で。バンコクから国内線で1時間ちょっとで到着です。3泊4日の滞在でした。

使用した端末はSIMフリーのiPhone 11 Pro(iOS 13.3)です。

eSIM業界のスタートアップAiralo

Airaloはシンガポール発のeSIMに特化したスタートアップで、公式サイトで購入できるeSIMは世界100ヶ国以上をカバーデータプランの数も豊富で価格もかなり安いです。

Airaloは他のeSIMプロバイダーとやや異なり、その国や地域に特化した様々なeSIMを扱っています。簡単に言うと「いろんなeSIMが買えるストア」です。

Airalo 公式サイト | ホームページ
Airalo 公式サイト | ホームページ

一国だけで使える Local eSIM が多いですが、Regional eSIMs というヨーロッパやアジア、アフリカといった地域(複数国)で使えるリージョナルタイプもあります。ですので1ヶ国だけ旅行する場合、複数の国を周遊する場合で最適なeSIMを選ぶことができます。

タイで使えるeSIMデータプラン

Airaloの公式サイトで「Thailand」と検索するとローカルeSIMとしては一つのみヒットします。

Airalo Thailand local eSIM

こちらは8日間データ無制限プランで料金は$9.9(約1,100円)。ただし無制限といっても4.5GB以上使用すると384kbpsに速度制限されます

💡
2022年8月追記: このeSIMは今では15GBまで速度制限なしで使えるようになっています。今のところ値段はそのまま。また、このほかに30GBまで制限なしで使える15日タイプも登場しています。詳しくはAiraloの公式サイトでご確認を。

データのリチャージ(追加購入)はできないタイプ。現地ネットワーク(キャリア)はdtac。

もちろん滞在期間によりますが普通のネット利用あれば4.5GBは十分なデータ容量かと思います。自分も今回これで3泊4日足りました。料金を考えると物理プリペイドSIMと比較しても遜色ないくらいコスパがいいのではないでしょうか。

タイのみ訪れる場合は基本この1ヶ国タイプで問題ないと思いますが、もし他の国とセットで旅行する場合はアジア向けのeSIMなども選択肢になります。

Airaloの公式サイトでは、タイで利用できるeSIMを全て一覧で見る、みたいなことができないのですが、eSIMDBで検索すれば簡単に全てのデータプランを確認することができます 👇

海外旅行者向けeSIM検索・比較サイト | eSIMDB
旅行先の国や地域からトラベルeSIMとデータプランを一括検索できます。一番安いプランを調べたり、口コミやレビューをみてオススメのプリペイドeSIMを探しましょう!

これを見るとアジア向けプラン(Asia Unicom)以外にもワールドプランのSim4crew 20GBというeSIMデータプランもタイで使えることがわかります。

eSIMの購入プロセス

AiraloのeSIMの購入は公式サイトあるいはモバイルアプリ(iOS or Android)から可能です。

今回は公式サイトから行いました。

購入したいeSIMを選択してチェックアウトに進むだけですが、初回はアカウントの作成が必須となります。(アカウント作成は名前、メールアドレス、パスワードの入力だけで簡単です。)

私は以前にAiraloで日本向けのeSIMを購入したことがあったので今回はログインだけでOKでした。

購入したのはローカルeSIMのHappy Tourist Data SIM($9.9)です。

購入画面はこんな感じ↓。支払い方法を入力するだけの非常にシンプルなものです。

支払いは各種クレジットカードか、PayPalが使えます。この他にAiraloの独自マネー(通貨)であるAirmoneyというものがあります。eSIMを購入するたびにこのAirmoneyというものをいくらかもらうことができ、次回以降の購入に充当できるというシステムです。いわばクレジットのようなものです。

今回は$9.9のeSIM購入で$0.5相当のAirmoneyをゲットしました。率で考えると5%くらいでしょうか。

端末にeSIMを追加する

💡
2022年8月追記: iPhoneの場合今はAiraloのモバイルアプリから直接eSIMをインストールできるようになっています。以下の解説はQRコードを使ったインストール方法になります。

購入後はアカウントのMy eSIMsというタブからeSIMの詳細を確認したり、QRコードを表示させることができます。もちろんアプリからも同じことができます。

ちなみにiOSアプリだとこのような感じです。

QRコードを使う場合はeSIMを追加したい端末とは別の端末(例えばPC)でコードを表示させる必要がありますが、端末が一つしかない場合も「手動インストール」から手順に従ってeSIMを追加することができます。

iPhoneでeSIMをダウンロードする場合は、設定 > モバイル通信 > モバイル通信プランを追加 とタップします。

その後はQRコードをスキャンして、順に画面を進んでいくだけです。

eSIMに付ける名称は Airalo dtac としておきました。(今後別のAiralo eSIMを追加することもあろうかと思い。)

日本で事前にダウンロードする場合は最後のモバイルデータ通信に使用する回線の設定は(元々の)主回線でOKです。

Airalo eSIMのタイでの通信品質

乗り換え地点であるバンコク、スワンナプーム空港でまずは最初の通信を行いました。

いつも通り空港に到着後、iPhoneの設定からモバイルデータ通信をAiraloのeSIMに変更するとすぐにインターネットを使うことができました。感覚として最初の通信までにかかる時間はこれまで使ってきたeSIMの中で一番速かったです。ローミング通信ではないからかもしれません。

ネットワーク表示はこの通り dtac 4G となりました。

プーケット行きの便の出発時刻まで空港内を移動したり、レストランで食事したりしていましたが、まったく問題なく快適に使うことができました。

ちなみに dtac の回線ということで、知らずに dtac が提供する無料WiFiにも自動で繋がっていました。日本の大手キャリアもやっているWiFiに自動で切り替えるデータオフロードというやつです。

このように dtac wifi auto というWiFiネットワークに自動で繋がります。ただ、上のスクリーンショットでも確認できるように「プライバシーに関する警告」が表示されており、Appleが定めるセキュリティー基準をクリアしているWiFiネットワークではないようなので、使う時はセキュリティー面に十分注意しましょう。

それさえ注意しておけば、WiFiへの自動切り替えによるデータオフロードはモバイルデータ通信量(今回でいう4.5GBの容量)を抑えることができるので便利です。

以下が dtac の無料WiFiの通信テストと、Airalo eSIM(モバイル通信)を使った場合の通信テストの結果です。(ほぼ同時刻、同地点でテストしています。)

左がdtac WiFi、右がeSIM(モバイル通信)

dtac のWiFiもeSIMの方も個人的には十分快適な速度と満足できるレイテンシーでした。実際の体感も両方ストレスなくサクサク使うことができました。

ここまではすごく良かったのですが、一点、アプリに問題がありました

Airaloのモバイルアプリでデータ使用量や有効期限が確認できるはずだったのですが、通信自体はできているにも関わらず、タイに到着してからもアプリ上の表示が通信前から一切変わりませんでした

このようにデータ使用量もゼロのままで、そもそもプランのステータスが「アクティベートされていません」という表示のまま使用開始されていないことになっています。

アプリからAiraloに問い合わせしたところ、以下のような回答が返ってきました。

Thank you for your message. We are currently working on this issue in the app. Glad to hear that your eSIM works :) While we fix this, you can refer to Cellular Data Usage in your phone settings to see your data usage. Thank you

現在対応中のため、直るまで設定アプリ内に表示される使用量の値を参照してくれ、ということでした。

まあ確かにiPhoneでは設定 > モバイルデータ通信から通信プラン毎のデータ使用量を確認することはできるので、簡易的なチェックはできるのですが、有効期限のこともありますしアプリから確認できることに越したことはないのですが、結局最後までアプリ上の表示は変わらず、アプリとしてはほぼ使い物になりませんでした。

プーケットでの通信品質

上記のようにアプリでは問題があったものの、eSIMでのモバイルデータ通信はプーケットに移動してからも問題なく、とても快適でした。

今回ホテルは空港よりも北側に位置するJWマリオットに宿泊しました。このホテル内と、あとは2018年にオープンしたセントラル・プーケットという大型商業施設(ショッピングモール)の2箇所でスピードテストを行ってみた結果がこちらです。

ダウンロードはかなり高速な結果となっていますが、実際使っていた体感としては「こんなに出てたかな?」という感じで、快適は快適だったのですがそこまで爆速とは感じませんでした。なので下りの速度に関してはこのスピードテストの値を真に受けず、どちらかというと爆速というよりは快適な速度、とイメージされた方が体感と一致しているかと思います。

今回プーケット島の南端までは行かなかったのでそのエリアのカバレッジはわかりませんが、滞在したホテルが位置している島の北側や島の真ん中あたりをまわった限りではカバレッジの問題は一切なく、常に dtac 4G のネットワークをしっかり掴んでいました。


感想諸々

今回AiraloのeSIMをバンコク(空港内のみですが)、プーケットと使ってみて、ローミング通信でない分遅延も非常に少なく、通信品質はとても良好と感じました。正直今まで使ったeSIMの中で一番かもしれません。

そして何より4.5GBの高速データ容量が日本円で1,000円ちょっとというコスパは魅力的です。

この価格だと物理SIMと比較してもそこまで割高感はないので、個人的には今後もeSIMを選択すると思います。やはりSIMを入れ替えたり、旅行中失くさないよう保管したりするのはストレスなので。

Airaloに関してはぜひ今回記事で触れたアプリのバグを早急に直して欲しいです。

データ使用量に関しては最悪端末の設定画面から簡易的に確認できるものの、今回結局8日間の有効期限がどの時点からスタートしたかはっきりしませんでした。(ちなみに今回使用したデータは合計で2GB弱でした。)

アプリから有効期限を確認できるようにすることももちろんですが、それ以前に購入時点(あるいは購入前に)どのタイミングでプランの有効期限がスタートするかという情報をしっかり明記してほしいところです。

Airaloはまだサービスをスタートして1年経っていないので今後のサービス改良に期待!

Airalo 公式サイト👇

旅行者向けの現地と各地域のeSIM
現地価格のデータパック。Airalo で eSIM を管理したり、移動中にもチャージしたりしましょう。