【知る人ぞ知る】シンガポール旅行向けeSIMおすすめ6選|マイナー & 優秀
旅行・出張でのニーズや利用目的に応じて選べる、おすすめeSIM 6選です。
最近、海外旅行者や海外出張者の間で使うひとが増えている通信手段といえば、やはり「eSIM」です。海外eSIMと呼ばれたりしますね。
荷物を減らしたい、現地でスムーズにネットを使いたいといったニーズにeSIMはぴったりです。
この記事では、そんなeSIMをシンガポール旅行・出張で使いたい方向けに、激選したオススメeSIMを目的別(重視するポイント別)にわかりやすく紹介します。
なお、今回ここで挙げるeSIMはすべて世界最大の海外eSIM検索・比較サイト「eSIMDB」に掲載されているものになります。シンガポールで使えるeSIMはなんと100社以上あり、普通はぜんぶ調べきれないと思うので、選りすぐりしたこの記事が参考になれば幸いです。
シンガポール向けおすすめeSIM 早見表(1分で簡単比較)
冒頭書いたようにシンガポールで使える海外eSIMは数多くありますが、ここではその中から(しっかり調査しつつも)独断と偏見で「6つ」チョイスしました。
まずはそれら6サービスをさくっと比較できるように、データ容量や料金、特徴をそれぞれ以下に簡単にまとめましたので、ここで全体をチェックしてみましょう。
なお、クーポン情報は各サービスの詳細解説セクションに載せています。
ブランド | 提供プラン | 料金目安* | ひと言(特徴) |
---|---|---|---|
MicroEsim(マイクロイーシム) | 無制限プラン、500MB〜3GB/日プランなど100種類以上 | 1日当たり約100円〜400円ほど) | プランが超豊富、かつ値段もかなり安め。 |
eSIMX(イーシムエックス) | 1GBから20GBまで、7種類 | 1GB当たり約100円〜370円ほど | 購入手順がとにかく簡単、クーポンでさらにお得に。 |
LinkeSIM(リンクイーシム) | 1GBから50GBまで、6種類 | 1GB当たり約80円〜370円ほど | 大容量データプランだけでなく、数GB程度のプランまで全体的に低価格。 |
Airalo(エアロ) | 1GBから20GBまで、6種類 | 1GB当たり約175円〜700円ほど | 言わずと知れた超有名海外eSIMサービス。アプリからワンタップでeSIMをインストールできるなど、使い勝手がウリ。 |
Ubigi(ユビジ) | 1GBから60GBまで、7種類 | 1GB当たり約145円〜600円ほど | NTTグループ傘下。安定した通信に定評がある。 |
Truely(トゥルーリー) | 無制限データプランを1日から30日まで選択可能 | 1日当たり約300円〜650円程度 | 無制限データプランのみ、日数を選ぶだけの迷いにくい。無制限プランを謳っている他社eSIMサービスよりも少し安価。 |
*円換算は計算しやすいよう 1 USD ≒ 150 円 で概算しています。実際の決済額は為替レートやセールで変動します。

eSIMを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント
実際にeSIMを選ぶ前に、まずeSIMに関する「基本」を押さえておくと安心です。ここではeSIMの仕組み・メリット・注意点の3つのポイントに分けて、わかりやすく解説します。
海外旅行にeSIMを使ったことがある、あるいはもう大体どんなものか知っている、という方はこのセクションは飛ばしてもらって構いません。
eSIMってなに?仕組みをカンタン解説
eSIMとは「embedded SIM(エンベデッド・シム)」の略で、スマートフォン本体に内蔵されたデジタルSIMのことです。従来のように物理的なSIMカードをスマホに差し込む必要はなく、契約情報をオンラインでダウンロードするだけで、モバイル通信回線が使えるようになります。これは日本で使用する月額契約タイプの通信回線はもちろん、海外旅行時に一時的に利用するプリペイドタイプの通信回線でも同じです。
例えばシンガポール旅行に向けてeSIMを購入する場合、渡航前にスマホにインストールしておくだけで、到着してすぐにインターネットが使えます。従来のSIMカードのようにカードの受け取り・差し替えが不要、かつオンラインですべて完結するため、手間がかからずとても簡単に利用できるのが利点です。
海外eSIMは今や旅の新定番!
ここ数年でiPhoneはもちろん、PixelやGalaxyなど多くのスマートフォンがeSIMに対応し、同時に海外旅行者向けのeSIMサービスも一気に普及しました。
利用できるプランは1日から1ヶ月、場合によっては1年といった幅広い滞在期間に対応しているほか、データ容量も1GB以下といった少量タイプからデータ無制限タイプまで(むしろ迷うくらい)豊富に種類があり、ニーズや旅行スタイルに合わせて選ぶことができます。
このように、eSIM自体が非常に手間要らずで簡単に使えることに加え、さまざまなニーズに合わせて選べるプランが充実していることから、海外旅行をより快適 & リーズナブルに楽しみたい人の定番アイテムになりつつあります。
シンガポールでeSIMを使うメリットは?
💡 準備がカンタン
海外eSIMは日本にいるうちにオンラインで購入でき、QRコードをスキャンするなどしてスマホにインストールするだけで準備が完了します。また、最近ではアプリからワンタップで簡単にインストールできるサービスも増えています。
旅行前にあらかじめ準備しておけば、シンガポールに到着してすぐにインターネットが使えるので非常に便利。空港でSIMカードを探したり、Wi-Fiを求めてうろうろする必要もありません。
💡 通信費を節約できる
一般的に、eSIMは海外ローミングやポケットWi-Fiレンタルよりも安く使えるケースが多いです。
例えば、Wi-Fiルーターを7日間レンタルしたり海外ローミングを一週間利用すると5,000円かそれ以上かかることも多々ありますが、eSIMなら必要なデータ容量が少ない場合は千円以下、大容量データプランの場合でも数千円で済むことが多く、相対的に通信費を大幅に抑えることができます。
💡 荷物にならない
旅行、特に海外旅行ではできるだけ荷物は少ない方がいいですよね。eSIMなら持っているスマホ1台で旅先でも日本と同じ感覚でインターネットが使え、ポケットWi-Fiのようにルーターを持ち歩いたり、それを充電する手間が一切かかりません。荷物が減るだけでなく、充電はじめ紛失の心配が少なくなるのは嬉しいですよね。
💡 種類が豊富
海外eSIMは(商品による差はあるものの)容量や日数に応じて細かくプランを選べるのが特徴です。「1日だけ使いたい」「とにかく安く」「無制限でガッツリ使いたい」「日本語サポートがあると安心」など、旅の目的やスタイルに合わせて、自分にぴったりのeSIMを選ぶことができるはずです。
シンガポールでeSIMを使うデメリットは?
⚠️ 対応スマホが限られる
eSIMはすべてのスマートフォンで使えるわけではありません。対応しているのは比較的新しいスマートフォンに限られる上、SIMロックがかかっているとeSIMに対応しているスマホであっても契約キャリアのeSIM以外は使えません。
旅行前に自分のスマホが「eSIM対応」かつ「SIMロックなし」かを確認しておくことはマストです。
⚠️ 複数端末でシェアできない
ポケットWi-Fiのように、1台を複数人でシェアすることはできません。eSIMは基本的に「スマホ1台 = 1回線」での契約となるため、家族や友人と通信を共有するには、それぞれがeSIMを用意する必要があります。
*ただし、eSIMの多くはテザリング(インターネット共有)に対応しているので、そのテザリングを利用して他の端末や人とシェアすることはできます。
⚠️ 電話番号がない(使えない)プランが多い
多くの海外eSIMは「データ通信専用」と呼ばれるもので、現地の電話番号が付与されず、通常の電話回線を利用した音声通話やSMSは使えないものがほとんどです。
LINEやFacebookメッセンジャーなど、インターネット回線を使う通話アプリ(VoIPアプリ)での通話は可能ですが、「現地の電話番号が必要」「SMS認証を使いたい」など特定の目的がある方は、音声対応プランかどうかを事前に確認しておきましょう。
価格重視派向け オススメeSIM 3選
ではここからこの記事の本題である、シンガポール旅行にオススメのeSIMを順に紹介します。
まずは何よりも「安さを重視したい」方向けに、ぜひ検討してほしい海外eSIMを3つ。
MicroEsim(マイクロイーシム)

MicroEsimのシンガポールeSIMページでは、必要なデータ容量を「データ」から選択し、必要な日数を選択すると、料金が表示されます。
日本語対応はもちろん、日本円で表示・購入できるのも大きな利点です。(eSIMによっては米ドル価格設定のものも多いので。)
全体的に非常に安いうえ、プロモコード「ESIMDB」を利用すると1ドル割引になるのでさらにお得に購入することができます。
MicroEsim シンガポールプラン概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | 500MB/日〜データ無制限 |
有効期間範囲 | 1日〜60日 |
価格帯 | 200円〜7,500円 |
1日あたりの価格帯 | 約100円〜400円ほど |
シンガポール向けプラン数 | およそ100プラン |
傾向と特徴
MicroEsimのシンガポール向けプランは、データ容量・日数ともに細かく設定されており、数あるeSIMブランドの中でも随一のバリエーションを誇ります。
1日あたり100円を切る超低価格(少量データ)プランから、大容量の長期滞在向けプランまで揃っており、あらゆる旅行スタイルでニーズにあったプランが見つかるはずです。
プランの中には「無制限 5Mbps」というユニークなプランもあり、これは1日あたり1GBまでは高速通信、その後は5Mbpsで無制限データを利用できるというもので、万が一1GB以上使うことがあっても5Mbpsなのでそこそこの速度で停止することなくインターネットが利用できる、便利なプランです。
さらに、ほぼすべてのプランで5Gに対応、かつテザリング(インターネット共有)も利用できます。
そのほか、公式サイトの「仕様 & 概要」のセクションでは接続先のネットワーク情報も確認でき、すべてのプランでSingtelとSIMBAの2つのネットワークを利用できるようなのでここも評価できるポイント。
利用できる決済方法はクレジットカードのほか、Apple PayやGoogle Pay、PayPalなどにも対応しているところも人によっては地味に嬉しいところです。
eSIMのインストールは、プラン購入後に発行・送付されるQRコードを使って、ものの数分で完了します。
eSIMX(イーシムエックス)

eSIMXの「eSIM シンガポール」ページは、プランが見やすく並んでおり、非常にシンプル。
プランの種類はそこまで多くはないので、選ぶのも比較的簡単かもしれません。
eSIMXでまだ購入したことがない方は、初回限定ですがプロモコード「DB2025」利用で15%割引を受けることができます。
eSIMX シンガポールプラン概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | 1GB〜20GB |
有効期間範囲 | 7日〜30日 |
価格帯 | 約370円〜2,500円 |
1GBあたりの価格帯 | 約100円〜370円 |
シンガポール向けプラン数 | 7つ |
傾向と特徴
プラン数は多くはないですが、1GB、3GB、5GB、10GB、そして20GBとデータ容量の選択肢はちょうど良いラインナップになっています。すべて7日あるいは30日間利用可能なので、通常のシンガポール旅行ではこれらの利用期間も問題ないでしょう。
そしてeSIMXの大きな特徴としては、購入が非常に簡単なことが挙げられます。必要な入力項目が最低限で、かつApple Pay(Safariブラウザ使用時)やGoogle Payといった支払い方向にも対応。
eSIMのインストールは購入後に送られてくるQRコードから行います。
LinkeSIM(リンクイーシム)

LinkeSIMのeSIMページも、eSIMXに似ており、プラン詳細と料金がそのまま記載されているので色々クリックすることなく直感的に選べるようになっています。
残念ながら日本語には未対応、かつ通貨も米ドルやユーロのみ選択肢となっています。したがって英語に抵抗のある方には少しとっつきにくいサービスかもしれませんが、購入自体は至ってシンプルで、必要に応じて自動翻訳など使えば問題なく理解して進めることはできるはずです。
LinkeSIM シンガポールプラン概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | 1GB〜50GB |
有効期間範囲 | 7日〜30日 |
価格帯 | 約370円〜4,800円ほど |
1GBあたりの価格帯 | 約80円〜370円 |
シンガポール向けプラン数 | 6つ |
傾向と特徴
(執筆時点の情報では)20GBプランがなんと$9.90と、円安の昨今でも1GB当たり100円を大きく切るコスパ。
シンガポールは大きくない国ということもあり、数日だけ滞在する、という旅程の方もそこそこ多いと予想しますが、例えばそんな短期滞在にちょうど良いデータ容量である5GBプランもなんとたった4ドル、日本円で600円弱と非常に低価格です。
LinkeSIMはデータ容量に関係なく、だいたいどのプランも低価格という特徴があります。(もちろん、データ容量が多ければコスパはより良いことは変わりありませんが。)
また、実際の通信速度のほどはわかりませんが5Gにも対応しており、テザリングも利用可能で複数端末でもシェアできます。
現地の対応ネットワークはStarHubとSIMBAと2つで冗長性も◎。
eSIMのインストールはQRコード経由です。
安心感・使いやすさ重視のオススメeSIM 3選
次は価格的には最安値レベルとはいかないまでもそこそこ安くて、何より使いやすく、利用者が多いなど比較的安心感のあるeSIMを3つ。
Airalo(エアロ)

Airaloは世界で2,000万人(!)以上の利用者がいる超有名海外eSIMサービス。海外旅行を頻繁にされることがある方であれば、聞いたことがある、あるいは使ったことがある方も多いかもしれません。
公式サイト、モバイルアプリとも日本語に対応しており、かつ日本円設定もあるので日本人にとっても使いやすいeSIMのひとつです。
初めての方でもリピーターでも(今のところ)何度でも使える割引コード「ESIMDB15」で15%OFFになります。
Airalo シンガポールプラン(Connect Lah!)概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | 1GB〜20GB |
有効期間範囲 | 7日〜30日 |
価格帯 | 700円〜3,500円 |
1GBあたりの価格帯 | 175円〜700円 |
シンガポール向けプラン数 | 6つ |
傾向と特徴
正直、値段だけを見るとそこまで安いとは言い難いものの、Airaloの魅力はアプリが非常に使いやすく、またeSIMをアプリからeSIMをワンタップで(QRコード不要で)インストールできるなど、利便性に優れている点です。
さすが世界で数千万人のユーザーがいるだけあって、使いやすく、eSIM初心者にもやさしいサービスと言えます。
プラン料金も例えば5GBプランであれば15%OFFコード eSIMDB15 を使うと1,300円ちょっとなので、まだ手の届きやすい価格帯ではないでしょうか。10GBプラン以上になればさらにコスパは上がります。
すべてデータ通信専用ですが、テザリングも利用可能。シンガポールではStarhubの5Gに対応しています。
Ubigi(ユビジ)

Ubigi も日本語対応、日本円設定があり、日本人のみ使いやすいeSIMのひとつです。
シンガポール向けのデータプランのほか、マレーシアとシンガポール両国で使えるデータプランもあり。
初回限定ですが、プロモコード「ESIMDB10」を利用すると10%オフになります。
Ubigi シンガポールプラン概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | 1GB〜60GB* |
有効期間範囲 | 7日〜30日 |
価格帯 | 500円〜7,900円 |
1GBあたりの価格帯 | 約130円〜500円 |
シンガポール向けプラン数 | 7つ |
*「無制限」プランが提供されていますが、高速通信には上限があり、最大で60GBまで。その後は1Mbpsに速度が制限されます。
傾向と特徴
UbigiもAiralo同様、モバイルアプリの機能性がよく、(デザインはそこまで、、ですが)アプリからデータ残量の確認や追加のデータ購入が可能です。
また、ひとつのeSIMを継続して利用する前提のサービスで、都度eSIMをインストールする必要がありません。そしてアプリからeSIMの再発行ができたりといった特徴もあります。
Ubigiの中の人曰く、シンガポールやマレーシアでは通信の遅延が少なく応答速度の良い通信が期待できるとのことで、品質という面ではほかのeSIMよりも優れているかもしれません。
Truely(トゥルーリー)

Truelyは比較的新しいサービスで、日本ではほぼ無名かもしれません。が、無制限データに特化した使いやすいeSIMで、どれくらいのデータ(GB)を使うかわからない、あるいはデータ残量を気にしたくないという方には特にオススメ。
こちらもUbigi同様、ひとつのeSIMをずっと使い続けるタイプなので何度もeSIMをインストールする必要がありません。
Truely シンガポールプラン概要
項目 | 詳細 |
---|---|
データ容量範囲 | データ無制限 |
有効期間範囲 | 1日〜30日 |
価格帯 | 654円〜8,873円 |
1日あたりの価格帯 | 約300円〜650円 |
シンガポール向けプラン数 | 30 |
傾向と特徴
Truelyは無制限データをメインとしており、この点では日本発の海外eSIMサービスである「トリファ」と似ています。
ただ、料金的にはTruelyの方が幾分お安く、例えばシンガポール 5日間利用だとトリファで4,280円のところをTruelyでは2,476円と1,500円以上(1日当たりだと300円以上)の差があります。
日本語で丁寧なサポートを求める場合はトリファの方が適していますが、万が一使えなかったら別のeSIMを買って使うわ、というサポートにあまり頼らない派であればTruelyの方が確実に安く済むはずです。
また、通信品質についてもシンガポールでは遅延の低い良好なネット利用が期待できそうです(理由の説明はここでは割愛しますが、ローミングが起こらない模様)。
日本語、日本円に対応。ただ、日本語はやや機械翻訳感ありです。

シンガポールでのeSIMの使い方と注意点
eSIMは設定が簡単といっても、まったく慣れていない状態だと手順や注意点を知っておかないと「うまく使えない…」となってしまうことも。ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれの設定方法と、渡航前〜現地〜帰国後の注意点を順を追って解説します。
📱 iPhoneでのeSIM設定方法(例:iOS17以降)
出発前(日本で)
- eSIM購入後、届いたQRコードをスマホで表示 or 印刷
- 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ
- QRコードを読み取る
- 表示される画面に従ってeSIMをアクティベート
※ iOS17以降では、QRコードの画像を長押しすることでもeSIM追加が可能です。
※ アプリやメールから直接eSIMをインストールできる場合はQRコードは不要です。
シンガポール到着後
- 出発前に追加したeSIM回線を有効化
- モバイルデータ通信にそのeSIM回線を割り当て
- ローミングをON(有効)に
以上。
🤖 AndroidでのeSIM設定方法(Pixel・Galaxyなど)
出発前(日本で)
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」または「SIMカード」→「eSIMをダウンロード(追加)」
- QRコードをカメラで読み取る or 情報を手動で入力
- 画面の指示に従ってeSIMをインストール
シンガポール到着後
- モバイル ネットワークで eSIM をオンに
- モバイルデータを有効化
- データローミングを有効化
※ 機種によって画面構成が異なるため、購入元の案内ページを参考にすることもおすすめです。
渡航前・現地・帰国後の注意点 ⚠️
渡航前
- eSIM対応機種かチェックしましょう。古い端末だとeSIM非対応の場合があります。
- スマホのSIMロックがかかっていないか確認しましょう。大手キャリア契約の場合は特に注意が必要です。
- 現地で使いたいeSIMのインストールは、できれば日本で事前に済ませておきましょう。(ただしインストールの時点から有効期限がスタートしてしまうプランもあるので、渡航前日くらいがオススメ。)
- 購入したeSIMの注意事項(メールに記載されいたり、アプリで表示されます)には必ず目を通しておきましょう。
現地(シンガポール到着・滞在中)
- 設定アプリで「モバイルデータ通信」や「SIMの管理」から、データ通信に使う回線を購入した海外eSIM回線に切り替えましょう。
- 多くの場合、現地でインターネットに接続するにはデータローミングの設定が必要です。データローミングを「ON」にしましょう。
- データ使用量に注意しながら、必要であればアプリや設定からたまに確認しましょう。
※ 稀にAPN設定という追加の設定が必要なeSIMもあります。その場合は購入後に送られてくるメールなどに記載があります。
帰国後
- eSIMを無効化し、今後使う予定がない場合にのみ端末から削除しましょう。
「スマホの機種が対応しているか?」「設定はどこまで済ませたか?」などチェックしながら、トラブルなく使いこなしましょう!
シンガポールでeSIMを使わずにネット通信する方法
eSIMは便利ですが、「対応スマホじゃなかった」「通信が不安で別の手段も検討したい」という人もいるはず。参考までに、eSIM以外でシンガポール滞在中にネットを使う4つの方法を紹介します。
1️⃣ 現地プリペイドSIMを購入
現地プリペイドSIMの購入はやはりチャンギ国際空港内の店舗が便利。価格は少しだけ高めかもしれませんが、空港で購入する人が多い分、店舗も多いですしスタッフも小慣れています。
この場合もSIMロックのかかっていると使えないので、事前に確認しておきましょう。
SIMフリーのスマホであればそのままSIMカードを差し込んで、簡単な設定を済ませばすぐに使えます。設定はだいたいお店のスタッフがやってくれます。
なお、シンガポールでは購入時にパスポートが必要なので必ず準備しておきましょう。
2️⃣ ポケットWiFiをレンタル
ポケットWiFiは1台を家族や友人とシェアして使えるため、グループ旅行や複数人での旅行に特におすすめです。
代表的なサービスには、「グローバルWiFi」「WiFiBOX」「イモトのWiFi」などがあり、いずれも日本国内の空港カウンターで受け取り・返却が可能です。
たとえば、以下はシンガポールで使える無制限プラン(1日あたり)の料金目安です。
🌏 グローバルWiFi:約1,870円/日(4G・無制限・保証なし)
🌏 WiFiBOX:約990円/日(4G・無制限・保証込み・セルフ受け取り)
🌏 イモトのWiFi:約1,880円/日(4G・無制限・保証なし)
モバイルバッテリー機能付きで、外出中にスマホの充電ができるルーターもあります。ただし、毎日の充電が必要であること、荷物が1つ増えること、さらに紛失や破損時には数万円の弁償費用が発生する可能性がある点には注意が必要です。
やはり料金的には圧倒的にeSIMの方が安上がりではあります。
3️⃣ 大手キャリアの海外ローミングを使う
日本でメインに使っているスマホ回線をそのまま海外でも使える海外ローミングは、インストールや面倒な設定不要でとても手軽な方法。過去に使ったことがある、あるいは現在もメインの手段として使っている、という方も多いかもしれません。
海外ローミング契約が必要かどうかは通信会社によりますが、利用できる状態であればスマホの「データローミングをON」にするだけで現地でインターネットが利用できます。通話やSMSも国内と同じ番号で利用できるので、緊急時の連絡にも役立ちます。
ただし、料金や通信量の上限はキャリアごとに大きく異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
また、格安SIMの多くは海外ローミングに対応していない場合もあるので注意が必要です。
日本の4大キャリア 海外ローミング料金比較(執筆時点)
◆ NTTドコモ
・主要プラン名:世界そのままギガ〈通常プラン〉
・料金目安:24時間 980円
・データ上限・速度制限:国内契約ギガを消費(超過で低速)
*ahamoでは海外ローミングは追加料金なしで利用可能。
◆ au・UQ・povo
・主要プラン名:au海外放題
・料金目安:事前予約あり:800円/24h、予約なし:1,200円/24h
・データ上限・速度制限:使い放題(混雑時は速度制限の可能性あり)
◆ ソフトバンク・Y!Mobile・LINEMO
・主要プラン名:海外あんしん定額(定額L)
・料金目安:24時間 980円
・データ上限・速度制限:3GBまで高速、超過後128kbps
◆ 楽天モバイル
・主要プラン名:Rakuten最強プラン海外ローミング
・料金目安:月2GBまで無料(月額料金に含まれる)
・データ上限・速度制限:超過後は128kbps、追加1GBごとに500円
4️⃣ フリーWi-Fiを利用する(Wireless@SG)
シンガポールでは、政府主導で整備された公衆Wi-Fiサービス「Wireless@SG」が広く提供されています。空港やMRTの駅、図書館、カフェ、ショッピングモールなど、10,000ヵ所以上のスポットで無料インターネットに接続できるため、旅行者にとっても非常に便利です。
利用には初回登録が必要ですが、観光客でも簡単に使えるようになっています。
スマホでネットワーク「Wireless@SG」に接続すると、ログイン画面が表示されるので、SMS認証やメールアドレスの入力でアカウントを作成すれば、すぐに使い始めることができます。SNSアカウントでのログインにも対応しています。
ただし、通信は暗号化されていない可能性も考慮し、セキュリティ面には少し注意が必要です。オンライン決済や個人情報の入力などは避け、VPNアプリを併用することで安全性を高めることができます。
また、混雑状況や場所によっては通信が不安定になることもあり、接続が切れて再ログインが必要になるケースもあるようです。
Wireless@SGは、地図検索や観光情報のチェック、SNS投稿など軽めの利用には非常に便利ですが、メイン回線としての常用は避け、eSIMやその他のネット接続方法と併用するのが無難でしょう。
渡航前に知っておきたいシンガポールの通信事情
シンガポールは「スマート国家」を目指して政府が積極的にデジタル政策を推進しており、アジア屈指のインターネット先進国と言えます。
ここでは、シンガポールのネット事情を3つの項目に分けて紹介します。
✔️ モバイル通信の速度・安定性は世界トップレベル
シンガポールの4G・5Gネットワークはかなり網羅的に整備されており、主要エリアではストレスなく高速通信が可能です。事実、OpenSignalやSpeedtestの国際比較でも、モバイルデータ通信の速度は世界上位にランクインしています。
旅行者がeSIMなどを使ってインターネットを利用する場合でも、動画視聴・ストリーミング・ナビゲーションなど快適に使えるはずです。
ただし、建物の奥まった場所や郊外では、一部の回線で速度が落ちる場合もあるので、シンガポールの主要な通信キャリア(StarHub、Singtel、M1など)と電波状況は事前にチェックしておくとよいでしょう。
✔️ 街中の無料Wi-Fiは多め
Wireless@SGだけでなく、日本と同じかそれ以上にカフェ・レストラン・図書館・ショッピングモールなどで独自の無料Wi-Fiを提供している施設がたくさんあります。
SSIDとパスワードを店内に掲示していることが多く、旅行中もあちこちでネットに接続できます。
ほとんどのホテルやホステルでも無料Wi-Fiが提供されており、接続品質も良好です。
とはいえ、セキュリティの不安がある無料Wi-Fiもあるため、SNSチェックや地図確認程度のライトな用途にとどめ、決済情報入力やオンラインバンキングなど重要な操作は避けるのが基本です。
✔️ デジタル社会が進んでいてネット接続が前提の場面も多い
公共交通機関や支払いの多くがデジタル対応しており、ネット接続が前提の生活スタイルが比較的根づいています。QRコード決済や電子チケット(MRT乗車アプリ、入場パスなど)も多いため、常時ネットにつながっているほうが快適に過ごせます。
豆知識: 一部の観光施設では、チケットの購入やチェックインが「アプリ限定」の場合もあるので確認しておきましょう。
海外eSIMに関するよくある質問
eSIMに関するよくある疑問や不安を、Q&A形式でまとめています。ぜひ参考にしてください!
Q. 海外eSIMはいつ・どこで購入するのがベストですか?
A. 日本にいるうちにオンラインでの事前購入がおすすめです。購入後すぐにインストールできるeSIMがほとんどなので、出発前に設定を済ませておけば、現地に到着した瞬間からネットが使えてとてもスムーズです。
また、他の通信手段(例えばWiFiレンタル)などを利用していて不具合が発生した、あるいはうまく使えない、といった場合でも、eSIMならWi-Fiに接続すれば現地でもすぐに購入して使えるので、万が一のバックアップにも最適です。
Q. SIMロックがかかっているかわからない。どう確認すればいい?
A. 一般的にはスマホの設定メニューから確認できます。 iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロックなし」と表示されていればOK。一部のAndroidでは、「設定」→「端末情報」や「デバイス情報」→「SIMステータス」などの項目からSIMロックの状態を確認できます。
不安な場合は契約中のキャリアに問い合わせてみましょう。
Q. 間違ってeSIMを削除してしまったらどうなる?
A. これは少し厄介なのですが、多くの海外eSIMは一度削除すると復元できません。eSIMによってはアプリから再発行できたり、サポートに問い合わせると再発行できるケースもありますが、基本的にはトラブルが起きないよう、確実に今後使わないと言い切れる場合だけeSIMを削除するようにしてください。
もしすでに誤ってeSIMを削除してしまった場合は、とりあえずサポートに問い合わせてみましょう。ただし、再度購入する必要がある場合があることは想定しておいた方が良いです。
Q. 複数のeSIMを使い分けることはできますか?
A. はい、多くのスマホで複数のeSIMをインストール・切り替えできます。iPhoneなら少なくとも8つまでeSIMを保存できます(同時アクティブは最大2回線まで)。旅行中に他国をまたぐ場合などにもそれぞれの国向けに別々のeSIMを購入・使い分けできるので、とても便利です。
Q. 海外eSIMでもLINEやSNSは使えますか?
A. はい、日本にいる時と同様に使用できます。海外eSIMはデータ通信が利用できる = インターネットを利用できるため、LINE、Instagram、Googleマップ、YouTubeなどのアプリもすべて問題なく利用できます。電話番号が付かないデータ通信専用eSIMでも、LINEやFacebookメッセンジャーを使った通話は使用可能です。
シンガポールでネットを使うならeSIMでしょ(まとめ)
ここまで、シンガポールで使えるおすすめのeSIMや実際の使い方、他の通信手段との違いなど幅広く紹介してきました。
もう一度ポイントを振り返っておきましょう。
eSIMのここが便利!
✅ 日本にいるうちに購入・設定できるから現地ですぐ使える
✅ポケットWiFiやローミングより料金が安くて手軽
✅ スマホ1台で完結するので荷物が減って身軽に行動できる
✅ 種類が豊富で個々のニーズに合ったものが見つかりやすい
オススメのeSIMはこれら!
💰 価格重視なら
- MicroEsim
- eSIMX
- LinkeSIM
✨ 安心感・使いやすさ重視なら
- Airalo
- Ubigi
- Truely
もし他のeSIMにも興味ある、あるいは知られていない優良サービスを見つけたい、という方はぜひ世界最大の海外eSIM検索・比較サイト「eSIMDB」をチェック↓

プリペイドの物理SIMカードやWiFiレンタルももちろん選択肢にはなりますが、手間やリスク、コストを考えると、種類が豊富でお財布にやさしく、渡航前から準備できるeSIMがやっぱりオススメです。
シンガポールに旅行や出張の予定があるなら、利用目的や滞在日数に合ったeSIMを選んで、シンガポール滞在を快適に楽しんでください!