話題の海外eSIM「トリファ」を使ってみた感想 & レビュー【実際の使い方徹底解説付き】
トリファのサービス概要、使い方、韓国での利用体験などをまとめました。

上白石萌音さんを起用したCMで話題の海外旅行者向けeSIMサービス「トリファ」。明るいオレンジカラーが印象的ですね。
そのトリファを実際に韓国(ソウル)旅行で使ってみたので、その感想やサービス全般の情報をこちらにまとめました。
eSIM自体は日本でも認知度が高まっており、すでに主回線(日本でメインで使っている回線)をeSIMにしている、という人も一定数いそうですが、実はeSIMは海外旅行時にこそ便利ということで、最近は海外へ旅行あるいは出張に行くときに利用している、という人がとても増えています。
これまで海外旅行時にはWiFiルーターをレンタルするという人が多かった印象ですが、最近はだんだんとeSIMを選ぶ人が増えているように思います。
事実、トリファのCMでもキャッチコピーは「レンタルWiFiからの旅立ちを。」となっており、レンタルWiFiから海外eSIMへのシフトをプッシュしたものとなっています。
トリファ(trifa)とは
サービス概要
トリファ(Trifa)は、日本発のスタートアップが提供する海外旅行者向けプリペイド型eSIMサービスで、利用者は海外の旅行先でも日本と同じように常時インターネットにアクセスすることができます。

スマホアプリをダウンロード後、目的地と日数を選んでプランを購入し、eSIMをインストールするだけで現地到着後すぐにインターネットを使える手軽さが特徴で、世界200以上の国や地域で利用することができます。
また、日本企業が提供するサービスということで、24時間対応の日本語チャットサポートが付いている点もトリファが選ばれている理由のひとつのようです(ただしどこまでタイムリーに、かつ的確にサポートしてくれるかは不明)。
ただし、ほかの多くの海外eSIMサービス同様、トリファもモバイルデータ通信専用サービスとなり、現地の電話番号やSMS機能などはありません。
サービスの特徴
以下はChatGPTが整理してくれた、トリファのeSIMサービスの特徴です。参考までにどうぞ。
簡単セットアップ
アプリのダウンロードからeSIMの購入・インストール・開通まで最短約3分で利用準備が完了します。
幅広い対応エリア
世界200以上の国と地域に対応しており、主要な旅行先はほぼ間違いなくカバーしています。各国ごとのプランはもちろん、複数の国を訪れる場合にはヨーロッパ・アジア・北米など地域別の周遊プランも用意されています。
豊富なプランと柔軟性
利用日数は1日~60日まで1日単位で細かく指定でき、短期旅行から長期滞在まで幅広く対応。日数に応じて選べるデータ容量も増える仕組みで、例えば短期向けの少容量プランから長期向け大容量プランまでニーズに合わせて選択が可能です。
24時間の日本語サポート
24時間365日対応のチャットサポートが利用でき、海外滞在中に通信トラブルや設定の疑問が生じても日本語ですぐ相談できます。
便利なアプリ機能
トリファのアプリ上で現在のデータ残量をリアルタイムに確認でき、残量が少なくなるとプッシュ通知で知らせてくれます。必要に応じて追加のデータチャージを購入したり、途中から無制限プランに切り替えたりすることもワンタップで可能。通信開始後も使い過ぎを防止しやすい親切な設計になっています。
プリペイド式で安心・高品質
トリファは前払い式(プリペイド)のため、使い過ぎによる高額請求の心配がありません。また、各国の提携先は現地の大手通信キャリアが中心で、安定した高速通信が提供されており、実際に動画視聴程度であればストレスなく利用できたとの口コミも多く、速度面でも評価されています。サービスの総合満足度は高く、アプリストアで★4.6/5前後の高評価を獲得しています。
*一点、トリファのマーケティングで「累計ダウンロード数No.1」や「海外eSIMアプリNo.1」というフレーズが使われていることがありますが、これはSensor Towerという調査会社がApp Storeの旅行カテゴリから旅行用eSIMアプリ(アプリ名か説明に「旅行」「eSIM」が含まれるアプリ)を抽出し、それらの2025年4月までの1年間のダウンロード数(iOS & Android合算)を算出したデータを元にしたもので、世界で一番ダウンロード数が多いということや、世界で一番知名度のある海外eSIMアプリ、ということではないのでここは注意が必要です。
余談までに、たぶんですが、世界で一番ユーザーの多い海外eSIMアプリは「Airalo」で、利用者数は2025年5月時点で2,000万人以上、となっています。
アプリの口コミ・レビュー
2025年7月時点で、App Storeでは4,000件超、Google Playで300件超のレビューがついています。どちらも★4以上の高評価。
以下はApp StoreとGoogle Playにあるレビュー数十件の内容をChatGPTに整理してもらったものになります。こちらも参考までに。
最新レビューの内容
非常に便利で使いやすい
海外でも物理SIMカードを抜き差しせずに即開通でき、旅行の荷物と手間を大幅に削減できる点が評価されている。また、初回でも手順どおり進めるだけで完了するため、eSIM初心者やシニア層でも導入ハードルが低い。
通信品質が良い、安定している
韓国・ハワイ・タイ・ヨーロッパなどでは 5 Gや4 G で “サクサク” 利用できたとの声が多く、動画視聴やテザリングも問題なし。少なくとも主要な観光地や都市部ではほとんどストレスなくインターネットに接続できるという評価。
サポートが手厚い、迅速・親切
24時間対応のチャットサポートは、丁寧で迅速な対応が評価されている。出国直前や空港到着後でも数分で返答があり、設定ミスや疑問を即解決できたと好評。「安心感が段違い」「リピートする決め手になった」「初心者でも安心して利用できる」という声もある。
アプリの機能性が高い
トリファのモバイルアプリではデータ使用量をリアルタイムで確認でき、その場で追加購入や期間延長が可能。デザインが直感的で、年配ユーザーにもわかりやすい設計と評価されている。
低評価レビューの内容
接続が不安定、繋がらない、あるいは極端に不安定
一部のユーザーからはeSIMの接続が不安定である、または全く繋がらないという報告がある。特に、特定の地域やネットワーク環境下で問題が発生しやすい傾向が見られる。例えば、ベトナム、台湾、グアム、メキシコなどで「まったく繋がらない」「急に圏外になる」「速度が 3 G 並み」との報告が多数あり。
設定が難しい、機能しない、または手順が分かりにくい
eSIMの設定プロセスが複雑で、特に初心者にとっては分かりにくいという意見が複数見受けられる。アクティベーションがうまくいかず使えず空港で迷子になったり、ログインし直せず半日ロスした例、非対応端末で開通できなかったケースなどが報告されている。
サポートの問題、連絡できない、対応に不満
サポートへの連絡が困難である、または問い合わせに対する対応が不十分であるという不満が見られる。問題解決に時間がかかったり、適切な情報が得られなかったりするケースがある模様。
アプリのパフォーマンス
アプリの動作が重い、起動に時間がかかる、予期せぬクラッシュが発生するなど、全体的なパフォーマンスに関する不満が報告されている。
価格が割高、表記が紛らわしい
「7 日10 GBで 4,700 円は高い」「期間選択があるせいで毎日5 GBと誤解した」など、容量・日数表示の分かりにくさと割高さを指摘する声がある。
個人情報や実名登録への懸念
台湾プランで実名登録必須と知らず戸惑った例や、購入後に迷惑メールが増えたという不安の声が見受けられる。
有効期限や利用開始日の誤解
eSIMの有効期限や利用開始日に関する説明が不明瞭で、ユーザーが誤解しやすいという問題がある。これにより、意図せず利用期間が終了してしまったり、利用開始が遅れたりするケースが見られる。
友だち紹介クーポン
トリファではアカウント登録をすると紹介コードが発行され、それを友達や知り合いにシェアすることで、両者5%OFFクーポンを受け取ることができます。
いわばよくある紹介クーポンシステムで、これをXなどで投稿しているユーザーもいますね。
この紹介クーポンの仕組みは以下の通りです。
- 既存ユーザー(アカウントを持っている人)が自分の紹介コードをシェア
- 友達や知人がその紹介コードを使ってトリファに登録すると、その相手に5%割引クーポンが付与される
- その相手がクーポンを使ってeSIMを購入すると、紹介者(自分)も5%割引クーポンが付与される
なので紹介する側(紹介者)は実際に相手がeSIMを購入して初めてクーポンをゲットできる、という形です。
自分の紹介コードもいちおう以下に載せておきますが、周りにすでにトリファを使ったことがあって紹介コードを持っている方がいるか探して、いたらぜひそちらを使ってあげてください。
自分はそこまでトリファで頻繁にeSIMを購入する予定はないというのが正直なところですし、この記事の目的のひとつは世界最大の海外eSIM検索・比較サイト「eSIMDB」を知ってもらい、トリファ含めて多様な選択肢から自分に合ったサービスを選んでもらうことなので。

トリファ紹介コード: J4Y5WW
5%OFFでeSIMを購入できるクーポンコードです。

トリファの使い方
*ここではiPhoneでの使い方を解説します。とはいえ、AndroidでもeSIMのインストールまではほとんど同じはずです。
eSIMプランの購入まで
1) アプリをダウンロード
App Storeからトリファのアプリをダウンロードしましょう。

「トリファ」で検索するとヒットするはずです。正式なアプリの名称は「海外eSIMアプリはトリファ:WiFi不要で海外もつながる」です(執筆時点)。
2) 渡航先、利用期間、そしてプランを選択
アプリがダウンロードできたら、アプリを開き、旅行先の国(または地域)、利用期間、そしてプランを順に選んでいきます。

自分の場合は今回韓国で使いたいので、韓国を選択。
なお、表示されるプランはだいたい無制限プラン + 定量プラン数個、のようです。選択した利用期間によっては3GB以上(例えば10GB)のプランが表示されます。一番上の無制限プランは常にあるはずです。
3) アカウント登録
トリファの利用が初めての場合は、ここでアカウント作成(& ログイン)が必要です。

LINE、Appleアカウント、Googleアカウント、メールアドレスのいずれかを使ってアカウント作成(サインアップ)を行います。
今回自分はメールアドレスを利用しましたが、iPhoneだとAppleでサインアップが一番早いかもしれませんね。
なお、過去にトリファを使ったことがある人はすでにアプリを開いたときにログイン状態になっているかと思うのでこの画面は表示されないか、あるいはログインがまだの場合はここでログインしておきましょう。
4) 支払い
ログインが完了したら、あとは支払いのみです。
ここで国、プラン、そして利用日数を再度確認し、クレジットカードあるいはApple Pay(AndroidだとたぶんGoogle Pay)で決済します。
ちなみにトリファでは「グループ割引」というものがあるようで、購入数を2つに変更してみたら5%割引が適用されました(最大で7つ、10%OFFまで)。複数人で旅行に行く場合はそれぞれ別に購入するのではなく、誰か一人がまとめて購入する方がお得になるということですね。(割り勘が後からやや面倒ではありそうですが。)

また、もしあればここでクーポンを入力し、割引を適用できます。
今回自分はApple Payで支払いをしましたが、非常に簡単でした。
eSIMのインストール
さて、eSIMの購入が完了したら、それを端末にインストールしましょう。インターネット環境さえあれば現地に着いてからでもできますが、渡航前にやっておいた方が絶対に良いです。
*Androidの場合、インストール完了までのステップが多少異なるかもしれません。
マイeSIM画面からワンタップで
購入が完了したeSIMはアプリのマイeSIMという画面で確認できます。ここから「eSIMインストール」をタップし、次のインストール方法の選択の画面で「ワンタップで設定する」を選びます。

iOS 17.3以下の場合はワンタップインストールができないので手動入力での設定のみですが、ワンタップで設定するの選択肢が選べる場合は迷わずそちらを選びましょう。圧倒的にインストールが簡単です。
eSIMアクティベート
トリファのアプリで「eSIMインストールへ」をタップすると、以下のような画面が表示されるので、表示されるボタンを数回タップするだけでeSIMのアクティベート(インストール)が完了します。

モバイル通信設定
eSIMアクティベート完了のあと、下のような設定画面が表示されます。これらは後からでも変更できるのですが、時間があればこのタイミングでやっておくと楽です。

- 【モバイル通信プランの名称】海外eSIMの場合、ここは自分はいつも「🇰🇷 trifa」のように渡航先の国の国旗とeSIMの名前を入れるようにしています。が、とりあえずトリファのeSIMとわかれば良いのでお好みで。
- 【デフォルト回線】現地に到着するまでは日本の主回線の方を選択しましょう。
- 【モバイルデータ通信】こちらも現地に到着するまでは日本の主回線を選択しましょう。そして切替を許可のトグルはオフで。
これで、渡航前にすべきeSIMの購入、そしてeSIMのインストールは完了です。
現地に着いてから
*eSIMのインストール同様、iPhoneを例に手順を解説しますが、Andoroidでも同様のプロセスです。
渡航先に到着してから行う設定は、
- データローミングの有効化
- 回線の切り替え
の2つだけです。どちらから先にやっても問題ありません。
データローミングの有効化
「設定」>「モバイル通信」と進み、トリファの回線を選択後、画面を下にスクロールすると「データローミング」という設定項目があるので、そちらをオンにしてください。
なお、この時、この回線自体を有効にしないとこの設定項目は表示されないので、最初回線がオフになっている場合はまず「この回線をオンにする」の設定をオンにしましょう。

回線の切り替え
回線の切り替えとは、具体的にはモバイルデータ通信に使用する回線を切り替える、という操作です。
iPhoneではモバイル通信画面の一番上のその設定項目があるので、こちらにトリファの回線を設定しましょう。

使用上の注意点
プランの有効期限と開始タイミングについて
トリファでは、プランの有効期限は利用可能国で通信が開始されたタイミングでスタートします。現地に着いてモバイルデータ通信にトリファの回線を設定し、電波を受信したタイミング、ということですね。
なので渡航前に日本でeSIMをインストールしたとしても、購入したプランの利用可能国に日本が入っていなければ電波はキャッチされないのでプランも開始しません。
また、プランの1日の計算はまるまる24時間、ということのようです。なので、仮に2025年8月1日の現地時間18:00に開始された場合、8月2日の現地時間18:00までが1日ということになります。
購入したプランの有効期限は利用開始後、アプリから確認が可能です。

デュアルSIM/eSIM利用について
デュアルSIM/eSIMとは2つの回線(SIMまたはeSIM)を同時に有効にしておくことですが、このデュアルSIM/eSIMに対応している端末であれば、トリファのeSIMに加えて日本で使っている主回線などさらにもう一つの回線を有効にしておくことができます。
例えば、海外旅行中でも緊急時に日本の電話番号に着信があれば取りたいという場合は、「デフォルトの音声回線」の方にその日本の回線(主回線等)を設定しておけばOKです。ただし、電話を取ると着信通話料(ローミング料金)がけっこうかかる場合が多いのでその点は注意。
データ通信専用
サービス概要のセクションでも軽く触れましたが、ほかの海外eSIMサービス同様にトリファも現状はデータ通信(インターネット)専用サービスで、現地の電話番号は付属せず、SMSなども利用できません。
インターネットを利用した通話サービス(いわゆるVoIPサービス)は問題なく使えるため、LINEやFacebookメッセンジャーなどで通話をすることはできますが、電話番号宛てに電話をかけたり、SMSの送信・受信はできません。
もしどうしても現地の電話番号が必要だったり、SMSの送受信が必要な場合はそれらの機能がついたeSIM商品を探すか、あるいは従来のように旅行者用のプリペイドSIMカードを購入しましょう。
韓国で実際にトリファを使ってみた
ソウルで回線オン
ソウルに到着後、データローミング有効とモバイルデータ通信への割り当てを行って、無事インターネットに繋がるまでおよそ数分かかりました。eSIMによっては十数秒で繋がるものもあるので、少しだけですが遅い印象。とはいえ無事繋がってなにより。
韓国での接続先ネットワークは「SKT」で表示は4Gでした。

5Gじゃないのかーと思う人もいるかもしれませんが、個人的には正直5Gでも遅い時は遅いですし、4GやLTEでも高速な場合もあるので海外でeSIMを短期的に使う場合にはまったくと言っていいほど気にしていません。(後述しますが、遅延を示すPingといった値の方がよっぽど体感に影響します。)
SKTの電波は終始問題なしで、ソウル滞在中に圏外になることは一度もありませんでした。韓国は基本モバイルネットワークはどこもかなり優秀なので、SKTに限らずどのネットワークでも過疎地など以外はだいたいどこでも繋がるはずです。
ということで、ここではSKTに繋がるとか4Gとか書きましたが、ソウルで問題なく繋がった、とご理解いただければOKです。
現地での通信品質
次に通信のクオリティーについて。ソウル市内の複数ヶ所でスピードテストを行った結果が以下です。場所は左から、金浦空港、明洞通り、南大門周辺、そして仁川国際空港第二ターミナル。

ダウンロードは総じて50Mbps〜100Mbps程度、アップロードもややばらつきはありますが、どちらも旅行においてはそこそこ実用的なスピードと言えるでしょう。
また、通信の遅延の度合いを示すPingは約120〜140ミリ秒と、こちらも海外eSIMの中ではそこまで悪い数字ではありませんでした。
以上のことから、トリファの韓国での通信品質は「海外eSIMの中ではまずまず良好」と判断できると個人的には思います。実際、失礼ながら予想以上にちゃんと使えました。
ちなみにこのeSIMは香港のChina Mobile提供のeSIMで、China Mobileのローミングネットワークを利用している模様。IPアドレスを調べてみたところ、ジオロケーションはシンガポールのようでした。

香港経由のローミング通信だと現状ChatGPTなどが使えないのですが、トリファのeSIMではChatGPTも問題なく使えたので、やはりシンガポール経由なのでしょう。
なお、今回3日間の滞在中、パソコンでかなりデータ容量を使うことがあったりしたため、合計で14GB程度使いましたが、速度制限などはかかりませんでした。
また、テザリング(インターネット共有)も問題なく使うことができました。
ahamo & 楽天モバイルとの比較
今回のソウル滞在ではトリファの他にahamoと楽天モバイルも併用してみました。
結論から言うと、通信品質で言うとahamoが一番、続いてトリファ、そして楽天モバイルが最下位、という順位です。この3社で比較するとトリファは真ん中、ということですね。少なくとも韓国では。
ahamo
経験上、ahamoは海外ローミング通信の品質がピカイチと個人的に思っているのですが、今回ソウルでも非常に優秀でした。
以下が明洞通り、南大門周辺、仁川国際空港T2でのスピードテスト結果です。

ネットワークはKTとSKTの両方につながりましたが、KTの方がレイテンシーが良かった(遅延が少なかった)のでKTに繋げて使っていました。相対的に速度、Pingともにトリファよりも良い数字が出ています。
体感的にも多少ですがトリファよりもサクサク快適にインターネットが使えたように思います。
これが追加料金なしで月々の通信費用だけで使えるのは本当にすごい。とは言え国内の方が通信品質が悪かったり本末転倒感があるahamoではありますが。
楽天モバイル
続いて楽天モバイルですが、もう過去に何度もいろんなアジアの国で使ってきた自分としてはまったく驚かないというかむしろ予想通りでしたが、とにかく応答速度が遅く、もっさりしていました。
ahamoと同じ場所で行ったスピードテストがこちら↓。

ダウンロードの数字だけみるとかなり良い印象を受けがちですが、注目すべきはPingの値で、これが250〜300ミリ秒程度あります。楽天モバイルの海外ローミングはもちろん日本経由なので、韓国から日本の物理的距離を考えればこんな大きな数値にはならず、ahamoくらいの数字に落ち着くはずなのですが。
これは韓国に限らず、ほぼどこでもみられる楽天モバイルの海外ローミング特有の弱点で、とにかく応答速度が遅い、読み込みが遅い、ややストレスに感じる通信です。
まあ無料で使えるので文句は言えない部分はありますが、ahamoと比較するとその品質の差が浮き彫りになります。
トリファについてのまとめと考察
トリファは安さをウリにしたサービスではない
これはあくまで個人的な見解ですが、トリファはひとつのアプリで簡単に、かつ世界200カ国・地域で利用できるという利便性・使い勝手に加え、日本語で使えて日本語でサポートを受けることができるという安心をウリにしたサービスであるように思います。
そのため、初めて海外旅行や海外出張でeSIMを使ってみる、というひとにとっては非常に便利で有望なサービスと言えるでしょう。
ただ、それ以外の場合、例えば過去に何度か海外でeSIMを使ったことがある経験者で設定含め使い方をわかっている方、あるいはできるだけ安いeSIMを選びたいといった価格重視な方にはトリファは最適とは言えないかもしれません。
料金の安さだけでいうと海外旅行者向けeSIM検索・比較サイト「eSIMDB」で探すと高確率でトリファよりも安い商品はたくさん見つかるはずです。
実際、今回取り上げた韓国旅行向けeSIMを例にとってみた場合、10ドル(約1,500円)以下で絞り込んでもデータ無制限プランをはじめ、20GBプランなど大容量プランも多数ヒットします。

次に、通信品質について、これまでに50回以上海外eSIMを利用してきた自身の経験から言うと、トリファのようなローミング方式のeSIMは正直なところケースバイケースです。「このサービスなら世界中どこでも常に安定・高速」といったものはこれまで一度も聞いたことがありません。というのも、最終的には渡航先の国の現地通信インフラ(ネットワーク)に依存しますし、中継点もあるので。実際、トリファのアプリに寄せられたレビューを見ても、利用する国やユーザーによって通信品質に対する評価が分かれているのがわかります。
自分自身は安かろう悪かろうな粗悪品に出会ったことは幸いにも今まで一度もありませんが、万が一使い物にならないということがあれば、返金を依頼しつつ、すぐに別の商品を購入して使い始めることができるのがeSIMの便利なポイントではあります。
海外eSIM探すなら「eSIMDB」で 🔎
意外と知られていないかもしれませんが、海外eSIMってトリファ以外にもめちゃくちゃ色々な商品やサービスがあるんです。
日本発、世界最大の旅行eSIM検索・比較サイト「eSIMDB」ではそんなeSIMブランドを100以上(!)掲載しています。
もちろんトリファも有力候補の一つとして検討しつつ、旅行先の国や旅行日数によってはトリファだとそこそこ高額になることもあるので、参考という意味でもさまざまな選択肢をチェックしてみてください。

最近は機械翻訳っぽさの程度はあれど、トリファ以外でも日本語で利用できる海外eSIMサービスはどんどん増えていますし、トリファのようにアプリが使いやすくてデザイン性も高いサービスも多数ありますよ。
