【インドネシア】ジャカルタでUbigiのeSIMが活躍!片や3HKのeSIMは全然使えず

ジャカルタでは3香港のeSIMは全く使えず、UbigiのeSIMは問題なく使えました。

【インドネシア】ジャカルタでUbigiのeSIMが活躍!片や3HKのeSIMは全然使えず
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本記事の内容は執筆時点での情報です。

先月下旬にインドネシアの首都ジャカルタを訪れました。現地でのネット利用にはいつもながらeSIMを使用。端末はSIMフリーのiPhone XSです。

インドネシアで使えるeSIMは複数ある中、今回旅のお供に選んだのは3(Three HK)とUbigiのeSIM。

今回ジャカルタへはシンガポール経由でしたが、直前のシンガポールでは3香港のeSIMで快適にインターネットが使えていました。

が、スカルノ・ハッタ国際空港に到着してモバイルデータ通信をオンにしても、シンガポールで問題なく使えていた3香港のeSIMでまったくデータ通信ができない状態に。もちろんシンガポールで使えていた状態、設定のまま、まったく何も変えていなかったのですが、アンテナピクトの電波マークだけで、キャリア名や3G/4Gなどが一切表示されませんでした。

予想外の事態にやや慌てましたが、とりあえず3香港は諦めてUbigiのeSIMを使うことに。

自分ではUbigiはバックアップ的に考えていたので、事前にデータプランは購入していなかったのですが、幸いなことにUbigiは有効なデータプランがなくてもアプリは使えます。通信を制限することによってWiFiに繋がずともアプリからプランを購入できるんです。

ここではiPhoneでの方法を説明しますが、やり方は簡単で、まずWiFiなどに接続されている場合はそれをいったん切ります。そして設定からモバイルデータ通信にUbigiのeSIMを設定。そしてそのままUbigiのアプリを起動すると、ちゃんとアプリからデータプランを購入することができます。これ、今回みたいに海外で急にプランを購入する必要が出てきた時には非常に便利な機能です。

ただし、これはすでに端末にUbigiのeSIMがインストールされていること、そしてUbigiのアプリもダウンロードされていることが条件ですので、初めてUbigiを使うという方は最低でもそららを日本で事前に済ませておく必要があります。(もちろん確実に使う予定がある場合はデータプランの購入まで準備して行った方が現地についてから楽です。)

UbigiのeSIMの取得から端末へのインストール、データプランの購入までわかりやすく以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

Ubigi の eSIM を日本で使ってみた【アプリから直接インストールできて便利!】
旅行者向けeSIMサービスの一つ「Ubigi」を日本で実際に使ってみた体験レポート兼レビューです。QRコード不要でeSIMをインストールできたり、対応端末も多いというメリットがあります。
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結局今回はスカルノ・ハッタ国際空港で飛行機を降りたあとすぐにUbigiのアプリからプランを購入することができました。

Ubigiが提供しているプランの中でインドネシア向け(専用)は$29の6GBプランしかありません。それ以外は複数ヶ国で利用できるアジアプランや世界プランになり、ややコスパが悪くなります。

3泊4日の滞在予定だったのですが、データ容量は余裕があった方が安心なので私は6GBプランを購入しました。日本円で3,200円前後なので、データ容量を考えれば良心的な価格かと思います。有効期限は30日間です。

アプリでの画面遷移はこんな感じです。支払いにはVisaやMasterCard、PayPalなどが使えました。

支払いが無事完了すると一番右側の画面になり、Ubigiのアプリ以外も使えるようになりました。

3香港が全く使えず、けっこう焦りましたが、(以前使ったことがあるからというのもありますが)Ubigiのアプリからのデータプラン購入はとてもスムーズで、数分でいつものようにインターネットが使えるようになりました。これで一安心です。

そして空港から市内のホテルまではGrabを利用しました。これもインターネットが使えるからできること。

インドネシアでは東南アジアでお馴染みのGrabと、地元発でジャカルタに本社を置くスタートアップGojekの2つが最も利用されているタクシー/ライドシェアアプリになります。基本的にはどちらでも不自由なく移動できると思いますが、個人的にはいつも東南アジアで使っている、UIの慣れ親しんだGrabを使っていました。

もし両方使ったことがない場合は、少なくとも一つはダウンロードして、アカウント作成まで完了してからインドネシア入りすることをオススメします。

空港にあるGrabのピックアップポイント

Grabは到着ロビーを出て少し歩くとこのようなピックアップポイントがあり、ここから配車された車に乗り込みます。

ちなみに空港ではATMでキャッシングをしようと思っていたのですが、Visaのカードがなぜかエラーで使えなかったり、使えても上限が100万ルピア(約8,000円ほど)だったりと散々だったので結局空港で現金はおろさず、市内まで我慢しました。市内のショッピングモールには必ずといっていいほど「ATMセンター」というATMがずらっと並んでいるコーナーがあるので、そこの方が空港のATMより引き出し上限が高く、便利でした。

とりあえず現金がなかったこともあり、空港から市内までGrabを使えたのは本当に助かりました。UbigiのeSIMに救われたと言ってもいいかもしれません。

ジャカルタでの通信品質や感想諸々

UbigiのeSIMはジャカルタでは終始 Indosat Ooredoo に接続されていました。

上段「U」がUbigiのeSIM

少しネット上で調べたところ、インドネシアで最大手の通信会社はTelkomselで、親会社は政府保有企業のテレコム・インドネシア。日本のNTT docomoに近いイメージです。Telkomselは少なくとも都市部では速度が安定しているらしいです。(なのでもし現地の物理SIMを購入予定の場合は、Telkomselがいいかもしれません。)

そして今回UbigiのeSIMが繋がった Indosat Ooredoo は国内2番手的なキャリアのようです。エリア的には稀に3Gになることがありましたが、少なくともジャカルタでは私が3泊4日した限りではほとんど常時LTE通信ができていました

LTEといっても通信速度自体は平均的にそこまで良くはありませんが、まあ使えるレベルでした。

ショッピングモールなどで行ったスピードテストの結果がこちらです。

左と真ん中の結果のように、普通は10Mbps前後の通信速度といったところで、右のようにかなり遅くなる時も時々ありました。また、通信が一瞬途切れることも稀に。まあこれについてはインドネシアの通信ということで自分的には許容しました。

一点残念なのがPing(遅延)が大きいこと。アベレージで200ミリ秒を超えています。これはローミング通信でインドネシアからフランスまでいってインターネットに出ているのが原因です。これが改善されればかなり体感としてはサクサクだと思いますが、ローミング通信である限りは改善はなかなか難しいかもしれません。

たまーに発生した短時間の通信の切れ以外はだいたいどこでも問題なく電波を拾っていました。一箇所だけ、SKYEというビルの56階にあるルーフトップバーではほとんど圏外でした。

SKYE Bar からの景色

今回のジャカルタ滞在中、基本的にはそこまで通信に問題があったり、使えなかったということはありませんでした。サクサクとまではいかないまでも、最低限の役割はしっかり果たしてくれたという意味ではUbigiのeSIMは評価できます。

ホテルのWiFiで一時的に仕事でアクセスする必要があるWebポータルに繋がらないことがあり、このときはUbigiのeSIMをテザリング経由で使うことで仕事も無事できたので、助かりました。ホテルのWiFiでは稀にアクセスできなかったり、使えなかったりという問題が発生するのでモバイルデータ通信はそういう時には必須になります。

データ使用量に関しては、6GBプランを購入しましたが結局3泊4日で使ったのは合計1.7GBほど。

Ubigiにはぜひ Indonesia 3GB プランなどを作ってほしいです。数日の滞在だと6GBはややToo much。


2022年6月追記:

AiraloのeSIMをジャカルタで使ってみたので、その体験談を以下にまとめました。正直UbigiのeSIMよりコスパもよく、かなりオススメです。

AiraloのeSIMをインドネシアで使ってみた【ジャカルタ編レビュー】
AiraloのeSIMをインドネシアのジャカルタで使ってみました。コスパもよく通信も安定しておりオススメできます。