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【世界中で使える!】UbigiのeSIMを日本で使ってみた

Ubigiとは

Ubigiはフランスの通信事業社Transatelが展開するコンシューマー向けモバイル通信サービスのブランド名です。物理SIMの他に今回試したeSIMも提供しており、世界130以上の国で安全なモバイル通信を利用できます。Transatelはコンシュマー向け以外にもConnected CarなどIoT向けのサービスも行っており、2018年末には日本のNTTコミュニケーションズ株式会社が株式の過半数を取得し、連結子会社化することを発表しました。

Ubigiは旅行者に便利なプリペイドデータプランを使える数少ないeSIMサービスの一つで、且つ日本でも利用できるということで、今回実際にiPhone XSで使ってみました。

QRコードを取得

UbigiのeSIMを利用するには、まずプロファイルを取得する必要があります。プロファイル自体は無料です。

UbigiのeSIMページにアクセスします。こちら、日本語以外にも英語とフランス語が用意されており、右上のメニューから変更可能です。

「無料のeSIMプロファイルを注文する(英語のみ)」をクリックします。

注文フォームは全て英語ですが、特に難しいことはありません。注意点として、SIMロックのかかっていない端末を用意する必要があると記載されています。

First Name, Last Name はローマ字で入力しました。Deviceの欄は単純にiPhone XSと記載。適宜お持ちの端末の名前を入力すればOKです。プライバシーポリシーに同意にチェックを入れ、Sendをクリックします。15分以内にQRコードがメールで届くとありますが、通常ですと数秒ですぐにメールが届くかと思います。

尚、日本のキャリアメールやフィルタリングが厳しい会社のメールアドレスなどの場合はUbigiからのメールがうまく届かない可能性もあるのであまりオススメできません。Gmailなどであれば問題なく、またQRコードをスキャンする場合も他の端末で表示させることができるので便利です。

メールはこのような形式で、(HTMLメールを表示できる場合は)QRコードが載っています。また、アクティベーションコードと、ICCID(SIM番号)も記載されています。

端末にプロファイルをダウンロード

届いたQRコードを使ってプロファイルをダウンロードします。今回はiPhone XS、iOS 12での方法を解説します。

*iOS 13からはプロセスが若干変わっています。

設定 > モバイル通信 と進み、「モバイル通信プランを追加」からQRコードをスキャンします。この時点でインターネット環境が必要ですので注意してください。

QRコードに問題がなければ以下のような画面が表示され、正式にUbigiのeSIMプロファイルを端末に追加することができます。ちなみにキャリア名の部分はUbigiではなく、単にCarrierとなっていました。

(ここで「モバイル通信プランを追加」をタップするともう取り消しはできません。)

追加したあとは名前を付けたり、回線の設定を行うことができますが、全て後からでも変更できますのであまり気にする必要はありません。また、途中で「保証されていないモバイル通信プラン」というアラートも表示されますが、OKを押せば問題ありません。

今回は名前を「Ubigi eSIM」と付け、これをモバイルデータ通信のみに使用するよう設定しました。(電話やSMSは引き続き元の日本の主回線が適用されます。)

完了したところで、iPhoneの設定アプリから確認してみます。

モバイル通信の設定で、モバイルデータ通信に先ほど追加したUbigi eSIM(ここは設定した名前が表示されます)が選択されていること、そしてデータローミングが有効になっておればOKです。

安定するまで若干時間がかかる場合もありますが、通常は数十秒ほどでLTEと表示されます。iPhone(iOS)側のバグなのでしょうか、アンテナピクトは表示されません。でもこれは問題ありません。コントロールセンターを開いてauのLTEと表示されていることを確認してください。

Ubigiはau回線を利用しているようで、また4Gではなく、LTEと表示されるようです。


2019/06/06: 追記

Android向けのGetting StartedページがUbigi公式サイトに公開されていました。

Androidの場合、APN設定が必要なので注意してください。


Ubigiアカウントを作成

iPhone、Androidの場合はUbigiのモバイルアプリからアカウント作成が可能です。Windowsの場合はUbigiの公式Webページを参考にしてください。

前のステップと同様に、ここではiPhoneでの方法を解説します。

iOSアプリはApp StoreでUbigiと検索すればヒットします。

アプリのダウンロード自体は事前に行っていた方がスムーズかもしれません。

アプリでアカウント作成を行うのですが、必ずUbigiのeSIMを使ったモバイルデータ通信で行う必要があります。WiFiや他のモバイルデータ(SIM)を使って通信した場合、アカウント作成はできません。

コントロールセンターでau LTEに接続されていることを確認してからUbigiのアプリを立ち上げると、アカウント作成の画面が表示されます。モバイルアプリは日本語にも対応しています。(やや不自然な単語も見受けられますが。)

必要事項を入力し、アカウントを作成します。

作成が完了すればアプリ上にデータプランの画面が表示され、入力したメールアドレスにアカウント作成完了のメールが届きます。

まだデータプランを購入していない段階でも、Ubigiのアプリ自体は問題なく使用できるようになっています。もちろんですが、この状態だと他のアプリなどは一切使用できません。(特定の通信のみ許可されている状態です。)

データプランを購入する

Ubigiのアカウントが作成された状態であれば、Webベースのubigi.meからもログインし、データプランを購入することもできますが、ここでは前回の流れでモバイルアプリからの方法を紹介します。

今回は一回限りのデータプランを選択しました。

日本のみならずアメリカやフランス、ギリシャ、さらにはヨーロッパやアジア、オセアニアなど複数カ国で使える地域プランもあります。

とりあえず日本国内でのテストということで「日本国内 500MB 有効期限1日」を選択しました。$4なので、日本円で500円弱です。

次に決済ページに移ります。支払いはVISA、マスターカード、PayPalなどが利用できますが、アメックスやJCBには対応していないようです。

尚、オンライン決済はIngenicoというフランスの電子決済メーカー大手が処理しているようです。

支払いが無事終わればすぐにアカウントに購入したデータプランが反映されました。

この時点で普通にインターネットを使える状態になっています。

モバイルアプリ経由のデータプラン購入は非常にわかりやすく、簡単でした。

ちなみに購入した1日500MBのデータプランは日付関係なく購入から24時間利用できるようです。夜に購入しても夜中で終了することなく、翌日の夜まで24時間利用できるのでなにかと役に立つこともありそうです。


実際の速度や使ってみた感想

au回線なのでエリア的にも問題なさそうですし、データ残量の反映もほぼリアルタイムでアカウントから確認できて便利です。また、モバイルアプリはUbigiのeSIMを使って通信している時は自動でログインされるのも地味に良いです。

実際の通信速度ですが、かなりばらつきはあるものの遅くても5Mbpsを切ることはそうそうなさそうで、だいたい10Mbpsかそれ以上でている感じです。速い時は40Mbps以上でることも。お昼時や夜も全く問題ない速度で非常に快適です。ただ、やはりローミングを利用しているためPingは300ms近くかかっています。そのためVoIPアプリでの通話などではやや遅延が発生しそうです。

一つだけ不満点をあげれば、モバイルデータ通信を他のものからUbigiのeSIMに切り替えた時、回線が安定するまで少し時間がかかる場合が多い印象です。データローミングやモバイルデータ通信を入れ直したりすると効果があるかもしれません。あと、アンテナピクトが表示されない不具合は早く直って欲しいです。

今回試してみたUbigi以外にも、3香港やMTX Connectなど、海外で使えるeSIMは徐々に増えてきています。esimdbでは海外旅行先で使用できるeSIMプロバイダーやデータプランを一括検索、比較することができます。海外でeSIMの利用を検討されている方はぜひ一度使ってみてください。

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