ベトナム旅行にオススメのeSIMを徹底検証【5種類の比較レビュー】
ベトナム旅行・出張で使えるプリペイドeSIMを複数テストしたまとめ記事です。
この記事は、ベトナム旅行者向けプリペイドeSIM(旅行eSIM)を実際に使って比較・考察するという検証型レビューです。
現在以下の5つのeSIMについて実際に使った内容をもとに情報をまとめています。
- ソラコムモバイル: 2022年7月 ホーチミンで利用
- SimOptions: 2022年7月 ホーチミンで利用
- Nomad eSIM: 2022年10月 ホーチミン&ダナンで利用
- GIGAGO: 2023年10月 ホーチミンで利用
- MobiMatter: 2024年2月 フーコックで利用
2022年まではローミングeSIMのみでコスパの良い選択肢が多くはなかったベトナムですが、2023年からは現地の通信会社が提供する低価格のローカルeSIMもちょくちょく出てきており、以前にも増してeSIMを利用する旅行者が増えている印象です。
この記事で取り上げている GIGAGO や MobiMatter などはそういった現地eSIMのリセラー(再販モデル)で、現地の電話番号付き、通話/SMS受信可能という商品を取り扱っています。
*自分はiPhoneユーザーなのでこの記事はiPhoneでの内容がベースとなります。
ソラコムモバイル
ソラコムモバイル(Soracom Mobile)はIT系(特にIoT界隈)では有名な日本のソラコム社が提供する海外旅行者向けeSIMサービスです。
*iPhone / iPadで利用可能。Androidは残念ながらまだ未対応です。
ソラコムモバイルの特徴
日本の企業が提供するサービスということで日本語で利用できるという安心感ももちろんありますが、ソラコムモバイルの特徴はなんといってもサービス全体の使い勝手の良さ。eSIMの購入から利用まで、iPhoneひとつですべて完結します。
(*ウェブサイトはサービス内容の紹介のみでeSIMの購入はできません。)
流れとしてはまずApp Storeからアプリをダウンロードして、国やデータプランを選び、そのまま Apple Pay or クレジットカードで購入。
途中アカウント登録 or ログインが必要になりますが、そこも Apple ID でサインイン(Sign in with Apple)であっという間です。
購入完了後はワンタップでeSIMをiPhoneにインストールすることができます。QRコードの読み取りは不要です。
ここまでたぶん数分で完了します。
ベトナムデータプランと料金
現在ソラコムモバイルでは日本やシンガポール、台湾、香港といったアジア諸国のほか、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパ(33カ国)などでデータ通信が利用可能。
詳しいデータプランと料金については公式サイトのeSIM料金ページをご確認ください。比較的安価に利用できる国・地域も多い印象です。
ベトナム向けのデータプランは執筆時点で以下の4つ。
- 1GB / 30日間 : $5.89
- 3GB / 30日間 : $16.49
- 5GB / 30日間 : $26.99
- 10GB / 30日間 : $52.99
もしソラコムモバイル一本でいくということであれば間違いなく5GBプランを選んでいましたが、後述するSimOptionsのeSIM (6GB)と併用の予定だったため、今回は少なめの1GBプランを購入。
購入後にアプリから直接eSIMをインストールできますが、自分はいつも念の為WiFi環境でこのeSIMのインストールを行っています。とりあえず安定したネット環境下でしましょう。
もちろん日本にいる間は使えない(繋がらない)ので、現地に着くまではこのモバイル通信プラン(eSIM)自体をオフにしておけばOKです。
*尚、ソラコムモバイルはデータ通信サービス、通話/SMSは利用できません。
ベトナムで実際にデータ通信を利用
ソラコムモバイルの場合、データローミングやAPNの設定はする必要はなく、設定から「モバイルデータ通信」に割り当てるだけで使えるようになります。
ホーチミンのタンソンニャット国際空港到着後、無事現地ネットワークを掴んでくれました。ベトナムでは Vietnamobile につながります。
たまに3Gになっていたこともありますが、基本は4G。
ホーチミンでの通信速度や品質
ホーチミン市内(1区)でスピードテストを行った結果がこちら。
特に速いわけではないです(というか日本の5G/4Gと比較されれば低速です)が、正直これでも全然十分使えました。
そして速度に大きなブレもなく、安定していた印象です。
日本を経由するローミングなので、若干Ping値は大きくなっています。個人的にはあまり気になりませんでしたが、動画ありの通話などリアルタイム性が重要視される場合はややラグを感じるかもしれません。
データ残量の確認や追加購入、インターネット共有など
ソラコムモバイルアプリから、いつでもデータ残量の確認やデータの追加購入(チャージ)が可能です。
今回自分は2泊3日の短い滞在だったのでデータの追加購入はしませんでしたが、アプリから簡単にできる使い勝手と安心感はGood。
尚、インターネット共有(テザリング)も問題なく使えました。
コスパ的には最安値ではないものの、使い勝手の良さと通信の安定感はさすがといったところ。
SimOptions - Smart Traveller eSIM
さまざまな周遊eSIMを扱っている SimOptions、日本では聞いたことがない方も多いかもしれませんが、けっこう魅力的なeSIMが揃っています。
公式サイトのベトナム向けeSIMページでは、現在5つほどeSIMが掲載されています。
今回はその中で「Smart Traveller eSIM」をチョイス。6GBのデータ容量で値段は$17.90。最大10日間利用可能です。
SimOptionsのサイトでのeSIM購入方法については以下の別記事で詳しく画像付きで解説しています👇
この Smart Traveller eSIM、以前マレーシアでも実際に使いました👇
アジアの複数の国をカバーしているので、アジア周遊に便利なeSIMで、日本やアメリカでも利用できるため、日本在住or米国在住の方にとっては渡航前に自国で通信テストもできるメリットがあります。
ただし、SimOptionsのeSIMはあくまで一般的な旅行者向けSIMカードのようにパッケージ化されたeSIM商品なので、モバイルアプリで管理したりという利便性はなく、インストールもQRコードベースです。
ベトナムでのデータ通信体験談
マレーシアで使ったときは全く問題なく使えた Smart Traveller eSIM ですが、ホーチミンでは最初から問題が発生しました。
空港到着後、数分で繋がりアンテナピクトも4本しっかり表示されていたのですが、その後すぐに圏外に。モバイル通信プラン自体のON/OFF、機内モードON/OFF、そしてiPhone自体の再起動までいろいろと試しましたが、直らず。とりあえずソラコムモバイルがあったのでネット確保は大丈夫でしたが、Smart Traveller eSIMだけだとなかなかのピンチでした。(前回マレーシアで問題なかったので油断していました。)
結局30分後に再度試すと VinaPhone の3Gに繋がりました。
ただ、SimOptions のサイトの情報ではベトナムでの現地ネットワークは Viettel のはずなので VinaPhone に繋がったのはちょっと不可解。
次の日からはちゃんと Viettel に繋がっていました。
場所によって5Gだったり4Gだったり。中心地以外は4Gがほとんどだったと記憶しています。
ただ、5Gでも4Gでもとりあえず通信速度のばらつきがすごかった。
以下スピードテストの結果ですが、アップロードは基本安定しているものの、ダウンロードのレンジが 1Mbps〜41Mbps。
Pingが300ミリ秒超えで遅延もそこそこあることから、実際の体感としてもそこまで速い感じはせず。
だいたい問題なく使えることは使えていましたが、たまにパケ詰まりかと思うくらい遅い時はありました。
圏外になって全く使えなくなる、ということは一番最初の空港の時以外はなかったので、まあそこはギリギリ合格点。
この通信速度の不安定さがたまたまなのか、よくあることなのかは不明ですが、安定感のなさはやや不安材料です。
尚、こちらのeSIMもテザリング(インターネット共有)利用可能でした。
Nomad eSIM
Nomad は海外旅行者向けのプリペイドeSIMサービスの一つで、デザインや操作性、使い勝手はトップクラス。
自分も過去にシンガポールとタイで利用しましたが、不具合など一切なく、信頼できるサービスという印象です。そしてウェブサイトやアプリも非常に洗練されていて使いやすいです。
2023年夏に日本語にも対応(ただし若干機械翻訳感あり)。
ベトナムプランと料金
*執筆時点での情報ですので、最新情報はNomad公式サイトでチェックしてください。
Nomadはサービスの使い勝手もさることながら、料金も良心的でプランも豊富です。
- 1GB / 7日間: $4
- 3GB / 30日間: $10
- 5GB / 30日間: $13
- 10GB / 30日間: $19
- 15GB / 30日間: $26
- 20GB / 45日間: $30
特に5GBプラン以上のコスパがよく、データ容量的にも安心。もちろん滞在日数にもよりますが。
NomadのeSIMの具体的な購入方法、そしてインストールから利用開始までの流れについては別途記事にしています👇
Nomadはアプリも使い勝手がよく、ソラコムモバイル同様非常に使いやすいですし、アプリからデータ残量の確認や追加のデータ購入が可能。
ベトナムでの通信品質
渡航前日にアプリの Activate Data Now を押してプランを開始し、ホーチミン到着後に設定からこのNomadのeSIMを有効にし、データローミングをオン、そしてモバイルデータ通信に設定。以上で使えるようになります。
まだ機内でしたがなんのトラブルもなく、インターネットが利用できるようになりました。ここは一番ほっとする瞬間。
Nomad eSIMのベトナムでの接続先はViettel、表示はLTEです。
ホーチミンとダナンにそれぞれ数泊しましたが、エリア的にはまったく問題なしでした。圏外になったのは確かダナンの空港に着陸した直後、駐機場までの区間だけだったと記憶しています。
そして肝心のスピードテストの結果が下の画像の通りです。左から、ホーチミン市内(1区)、タンソンニャット国際空港(SGN)、そしてダナン市内中心地です。
通信速度にある程度のばらつきはあるものの、旅行用としては十分実用的なスピードが出ていたように思います。あまりアップロードを使う機会はなかったのでダウンロードメインの体感ではありますが、終始快適に使えました。
香港経由のローミング通信ということで Ping は100ミリ秒超でていますが、そこまで遅延を感じることはなく、許容範囲内。
ベトナム国内での移動には大変便利なGrab(配車アプリ)もしっかり使えましたし、Google MapsやYouTubeも全く問題なし。
インターネット共有(テザリング)もできました。
思いのほか快適に使えたのプラス、(おまけとして後述する)併用していた楽天モバイルの海外ローミングがめちゃくちゃ不安定だったこともあり、今回購入した3GBプランを完全に使い切ってしまったので、5GBプランを最初から買っとけば良かったと最終日に少し反省。
Nomadの場合は以下のようにアプリでデータ残量をチェックしたり、データの追加購入も簡単にできます。
Nomad eSIM まとめ
3GB〜15GBプランがあたりがコスパ的にオススメ。そして割引クーポンコード「ESIMDB3」の利用をお忘れなく。
GB単価が3ドル(450円ほど)程度 or それ以下だと他のトラベルeSIMと比較してもかなり良い方だと思いますし、今回実際にホーチミン & ダナンで使ってみて実際の通信もローミングながらとても安定して十分使えると感じました。
また、アプリからデータ使用量を確認できたり、必要な場合はデータの追加購入もできますし、デザリングが使えるので複数端末でもOK。ということでしっかりこれらチェックボックスをクリアしている点も評価できます。
GIGAGO
GIGAGOはベトナムと香港を拠点とする旅行eSIM専門サイトで、2023年のリニューアルで種類がかなり増え、かつ全体的に料金も安価になりました。
GIGAGOについても他のeSIMサービス同様、eSIMの購入方法を別記事で詳しくまとめていますので、参考にどうぞ 👇
GIGAGOの販売するベトナム現地eSIM(電話番号付き)
GIGAGOはベトナムの通信会社VinaPhoneが提供するローカルeSIM(ツーリストeSIM)を販売していること、そして購入も簡単なのが最大の魅力。
そのため、現地ベトナムの電話番号が付いており、受信だけではありますが通話とSMSが使えます。また、商品ラインナップも他社と比べて多いです。
現地eSIMって?という方もおられると思いますが、ここではとりあえず現地ベトナムの大手通信キャリアが提供するプリペイドeSIMで一般的に通信の遅延(ラグ)が少ないeSIM、と理解していただければOKです。これまで紹介したソラコムモバイル、SimOptions、Nomadは全てベトナム以外の国の通信会社が提供するeSIMを使っており、ローミング通信という仕組みになります。
GIGAGO公式サイトのベトナムeSIMページでプランをすべて確認できますが、だいたい6種類から8種類ほどあります(たまに売り切れ商品あり)。
7GBや10GBなどデータ容量が決まっているタイプと、4GB/dayのように1日あたりのGBが決まっているタイプと2種類あります。
価格は$8.90からで、全体的にけっこう安め。
さらに、
*ただし数量限定のようなので使えなかったらすみません。
今回自分は3GB/dayの10日間プランを購入。個人的には1日3GBあれば十分です。
尚、ベトナムeSIMのページをスクロールすると以下のように(少し見にくいですが)プランの比較表があり、内容を細かく確認できます。
データ容量や有効期限はもちろん、アクティベート方法だったり有効期限の開始タイミングなども明記されています。
この表に「Incoming calls」と「Incoming SMS」という列があり、それぞれ通話(受信)とSMS(受信)という意味。これらが Yes になっておれば利用可能です。
ホーチミンでの通信品質
あらかじめベトナム渡航前にiPhoneにGIGAGOで購入したeSIMを追加しておきましたが、その時はアクティベート中という表示になっていました。
それでも特に問題はなく、ホーチミンのタンソンニャット国際空港についてからGIGAGOのeSIMを有効にして、モバイルデータ通信に設定すると10秒くらいですぐに繋がりました。ローカルeSIMなのでデータローミングの設定もオフのままでOK。
VinaPhoneのネットワークで、4Gの表示です。
ホーチミン滞在中は3Gになることもなく、カバレッジは全く問題ありませんでした。
数回だけ一瞬Eや圏外の表示になることがあったのですが、すぐに直ってました。だいたいそういう時は機内モードのオンオフが鉄則です。
通信速度
以下がスピードテストの結果です。左から、タンソンニャット国際空港、レタントン通り周辺、そしてベンタイン市場周辺の値です。
総じてダウンロードは100Mbps近くと快適な速度で、アップロードも10 - 40Mbpsと良好。そしてローカルeSIMということでPingは20ミリ秒前後と優秀。
実際データ通信を使った体感としては、若干初速(セッションの確立)に時間がかかる感覚は正直ありましたが、その一番最初の通信以外はとても快適でした。
速度も全体的に安定しており、通信品質ではこの記事で紹介した旅行eSIMの中でもトップクラスだと思います。
電話番号とSMS
電話番号は設定から確認できるはずですが、もし表示されない場合は *101# にダイアルすることで確認ができます。(GIGAGOから送られてくるメールに他の説明事項と一緒に記載があります。)
また、SMSの送信はできませんが、唯一データ残量や有効期限は 888 の番号に DATA とSMSを送信することでいつでも確認ができます。
ただ、↓のようにベトナム語なのでやや解読が面倒なのと、今回自分が購入した3GB/dayのプランではなぜかずっとデータ残量が0MBと書かれていて、その点ではほぼ使い物にならず。有効期限の確認はできましたが。
GIGAGO eSIM まとめ
遅延(Ping値)の小さいローカルeSIMかつ低価格、しかも速度も安定しているという総合点の高さで、個人的にはベトナム旅行者向けのプリペイドeSIMの中では現時点で最有力候補。弱点がほとんど見当たりません。
ただ、中長期滞在で必要とするデータ容量が少ない場合は、他のeSIMの方が価格面で安い場合はありそうです。
MobiMatter
MobiMatter もベトナムの現地プリペイドeSIMを取り扱いだした事業者で、そういう意味ではこの記事でこれまで紹介した SimOptions や GIGAGO に似ています。
現在は他社同様、VinaPhoneのプリペイドeSIMのみ。
MobiMatterのサイトからeSIMを購入する方法と、メンバー特典については以下の別記事にまとめています 👇
MobiMatterが販売するVinaPhoneの現地eSIM
MobiMatter公式サイトのベトナムeSIMページでは、大量のeSIM商品が掲載されていますが、ダントツでコスパがいいのがVinaPhoneのeSIM。
ただし、30GBと紹介されているものの、実際は3GB/日で最大10日間利用可能という商品なので注意が必要です。
大容量データプランでありながら、価格は$9.99と日本円で1,500円前後。料金面ではGIGAGOよりも安いです。さらにメンバー特典でちょっとですが3%割引もアリ。
めちゃくちゃ動画を見たりしない限り、1日3GBあれば普通に十分です。
また、このVinPhoneのeSIMは+84のベトナムの電話番号が付いており、通話(発信)も15分まで無料。加えて、通話とSMSの受信は無料です。
フーコックでの通信品質
現地に到着後、eSIM(回線)をモバイルデータ通信に設定するだけですぐに利用できるようになりました。
VinaPhone提供のeSIMなので、当たり前ですがVinaPhoneのネットワークにつながります。4Gでした。
尚、無事接続されて開通したら、以下のようなSMSがVinaPhoneから送られてきました。
フーコックではそこまで広く行動はしませんでしたが、基本的にカバレッジで気になった点はありませんでした。
通信速度
以下がフーコック島内で行ったスピードテストの結果です。一番右がホントム島のウォーターパーク(アクアトピア)、それ以外は島の南西部周辺です。
基本的に中身はGIGAGOの販売するVinaPhoneのeSIMと同じなので結果もかなり似たようなものになっています。
速度的にもレイテンシー的にも問題なし、終始非常に快適にデータ通信を使うことができました。実際、ホテルのWiFiよりも安定していたくらいです。
ローカルeSIMはやはり品質が一般的に良いと言えます。
(番外編)楽天モバイルの海外ローミング
ゼロ円プランがなくなった楽天モバイルですが、自分は一応バックアップ回線としてiPhoneにeSIMで入れています。
2022年10月にホーチミンとダナンで使ってみたのですが、結論から言うと、かなりの高頻度で通信が切れ、ほぼ使いものになりませんでした。
電波はちゃんと Viettel が入っていて、4Gあるいは5Gと表示されてはいたのですが。
ホーチミンでもダナンでも場所関係なく、頻繁に通信が途切れる現象は変わらず。
スピードテストも2回に1回は中断されるレベルでした。
位置情報が重要なGrab(配車アプリ)は継続的なデータ通信が必要になるため、不安定すぎる楽天モバイルだと怖くて使えず、Google Mapsもレストランの写真がまったく読み込まれなくなったりと、さんざんでした。
(同旅行で併用していたNomadの方が圧倒的に安定していて快適でした。)
自分だけたまたまかな?と思い、Twitterで検索してみると、他にも同じような体験をした方もおられるようなので、少なくとも母数1ではなさそう。
楽天モバイルをすでに契約中の方は試しに使ってみるのは全然良いと思いますが、プランBはしっかり考えておいた方がいいように思います。
利用用途や予算に応じてeSIMを選択すべし
ソラコムモバイルの場合は購入から利用開始まで本当に簡単で、爆速というわけではないものの通信は安定している印象。したがってちょっとだけ割高でも利便性や安定性を求める旅行者向けと言えそうです。日本発のサービスですし。
SimOptions の Smart Traveller eSIM は現地での通信にやや不安はあるものの、料金的にも妥当、そして日本含め複数国で利用できるというメリットがあります。また、2023年からはローカルeSIMもラインナップに出てきました。
Nomadは利便性、コスパ、現地での通信品質のバランスがよく、少量のデータプランから大容量プランまで幅広いラインナップで使い勝手良し。
GIGAGOのローカルeSIM(by VinaPhone)はさすがのコスパと商品ラインナップ。また、通信品質もよく、ベトナムの電話番号付きで通話とSMSの受信が可能というメリットあり。
MobiMatterはGIGAGOと同じくVinaPhone提供のローカルeSIMということで、通信品質が良く、コスパは多分この中で一番でしょう。また無料通話が付いている点も特徴。
ということで、どれをとってもWiFiレンタルやキャリアの海外ローミングサービスよりは安上がりだと思います。eSIMなら万が一使えなくてもすぐ別のものを購入&利用できますし。
補足
現地SIMも買って通信品質を比較してみようと思ったのですが、店に行って、選んで、買って、SIMトレイを開けて、SIMを入れ替えて、諸々設定して、元のSIMを無くさないように保管して、帰国してまた戻して、という一連の作業がもう面倒で結局購入しませんでした。eSIMに慣れたら物理SIMカードってほんと面倒に思えてきます。
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